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おからだ治療院

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13時~20時
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定休日 木・日・祝日

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは

坐骨神経痛とは、腰から足に走る坐骨神経が何らかの原因で圧迫または刺激されることによって起こる、痛みやしびれなどの症状を指します。

具体的には、腰からお尻、太もも、すねにかけて電気が走るように痛みが広がり、日常生活に大きな支障が出ることもあります。

症状の一例は以下の通りです:

  • 動作や体の姿勢によって痛みが変化する
  • 腰から足にかけて鋭い痛みが走る
  • 足や足の指がしびれる、力がうまく入らないと感じる
  • 長時間の座位で痛みが強くなる

原因としては、次のようなものが挙げられます:

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、骨棘(骨のはみ出し)、筋肉の過緊張や外傷などが一般的であり、これらにより坐骨神経が圧迫されて症状が引き起こされます。

鍼灸治療とは?

鍼灸治療は、中国の伝統医学に基づく治療法で、長い歴史があります。

鍼治療では、非常に細い金属製の針を体の特定のツボに刺入し、神経や筋肉を刺激することで、痛みの緩和や血流の改善を図ると考えられています。

灸治療は、もぐさと呼ばれる乾燥させたヨモギを燃やし、その温かさでツボを温め、血行促進や免疫力の向上、痛みや炎症の軽減を目指す方法です。

治療の流れ


鍼灸治療の一般的な流れを以下に示します。

初回の来院時は、鍼灸師が患者の症状や既往歴について詳しく問診を行います。

次に、身体の動きや痛みの出る場所を確認し、全体のバランスや状態をチェックします。

施術では、必要に応じて患部や関連するツボに鍼を刺し、一定時間留針することが多いです。

治療後には、患者へ自宅でのセルフケアや生活習慣に関するアドバイスが行われることもあります。

メカニズム


鍼灸治療が坐骨神経痛に効果を発揮する仕組みには、いくつかのしくみがあります。

まず、鍼刺激によって体内でエンドルフィンが分泌され、これが自然な鎮痛作用を引き起こします。

また、針を刺すことで患部の血流が促進され、神経への圧迫や炎症が軽減されるといわれています。

さらに、過緊張した筋肉を緩めることで、神経周囲の緊張や痛みを改善する効果も期待できます。

鍼灸治療のメリットとデメリット

鍼灸にはいくつかの良い点があります。

  • 副作用が少ない:鍼灸は薬を使わない自然療法であり、重大な副作用がほとんどありません。
  • 全身の調整が可能:痛みだけでなく、体全体のバランスを整える効果があります。
  • 症状に合わせて調整できる:患者の体質や状態に合わせて、個別で治療を行うことができます。

一方で、次のような注意点もあります。

  • 効果が出るまでに時間がかかる:すぐには効果を感じにくく、何回か受ける必要がある場合があります。
  • 保険が使えないこともある:すべての鍼灸治療が保険適用とは限らず、自費になることが多いため費用が高くなることがあります。
  • 人によって効果が違う:同じ治療でも、人によって感じ方や効果に差があることがあります。

鍼灸治療を受ける際の注意点

治療を受ける前に、鍼灸師としっかり話をして、不安や希望を伝え、信頼関係を築くことが大切です。

当院ではどんな小さな相談でも、安心してお尋ねいただけるよう心がけています。

鍼灸治療を受ける前には、以下のことに気をつけてください。

  • 空腹や食べすぎは避けましょう:ちょうどよい状態で治療を受けるのがおすすめです。
  • リラックスすることが大切:緊張せず、体をゆだねられるようにしましょう。
  • 疑問点はすべて聞いてください:治療に関して不安なことがあれば、事前に確認しましょう。

まとめ

坐骨神経痛は多くの方が悩む症状ですが、鍼灸治療はその緩和に効果が期待できる方法の一つです。

鍼灸の基本的な考え方や具体的な効果、実際の症例を通して、その有効性についてご理解いただけたかと思います。

もし鍼灸治療に興味をお持ちの方は、おからだ治療院にご相談いただき、一度初診を受けてみてください。

また、自分の体質や症状に合った治療を選ぶため、他の療法と併用することも検討してみたください。

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