不眠症

不眠でお悩みの方へ

近年、日本では不眠に悩む人が増加しており、当院にも初回来院のかたの多くが「睡眠に不安を感じている」とおっしゃいます。

このように、質の良い睡眠を確保することは、心身のバランスを保ち、毎日の活動や生活の質を向上させるために欠かせないものです。

不眠の主な原因

1. ストレスや精神的な要因
   仕事や家庭でのストレスは、不眠のよくある原因です。ストレスが強いと、交感神経が過剰に活性化し、リラックスして眠りにつきにくくなります。研究によると、ストレスによって不眠を経験する人は約30％いるとされています。また、うつ病や不安障害などの心理的要因も、睡眠障害を引き起こす大きな要因になります。
2. 生活習慣の乱れ
   現代では寝る前にもスマートフォンやパソコンを使う人が多く、これが良質な睡眠を妨げる原因となっています。これらの機器から出るブルーライトは脳を刺激し、メラトニン（睡眠を促すホルモン）の分泌を抑えることが分かっています。実際、ブルーライトカット眼鏡を使用することで、睡眠の質が約15％改善したという報告もあります。また、カフェインやアルコールの摂取も睡眠を乱す要因となるため注意が必要です。
3. 身体的な不調や疾患
   体の痛みや違和感があると、十分に眠ることができません。たとえば、肩こりや腰痛、関節痛などは寝返りを打ちにくくし、睡眠の質を下げてしまいます。また、睡眠時無呼吸症候群のように、呼吸が途中で止まる病気も不眠や日中の強い眠気に大きく影響します。こうした身体的な問題は、見逃されがちですが不眠対策において非常に重要なポイントです。

不眠の対策

1. 生活習慣を見直す
   毎日同じ時間に寝て起きることで、体内時計が整い、自然な眠りにつきやすくなります。朝起きたら太陽の光を浴びることも、体内リズムを整えるのに効果的です。また、日中に適度な運動（ウォーキングや軽いジョギングなど）を行うことで、夜の眠気を促進し、睡眠の質を高めることが研究でも確認されています。寝る前にはカモミールやラベンダーなどのハーブティーを飲むとリラックス効果が得られ、入眠を助けます。
2. 快適な睡眠環境を整える
   自分に合った枕やマットレスを使うことで、体への負担が減り、深い睡眠が得やすくなります。寝具選びは、自分の体型や寝姿勢に合わせることが大切です。寝室は静かで暗い状態が理想です。遮光カーテンやアイマスク、耳栓などを活用して、明かりや音をできるだけ遮断しましょう。また、室温を20〜25℃程度に保つことで、心地よい睡眠環境が整います。エアコンや加湿器を上手に使うと効果的です。

鍼灸治療の効果

鍼灸治療は、体のツボに鍼やお灸で刺激を与えることで、自律神経やホルモンバランスを整える伝統的な療法です。不眠の改善にも有効とされており、心身へのさまざまな作用が報告されています。

1. リラックス効果
   鍼灸は副交感神経を優位にする働きがあり、心身の緊張を和らげ、自然な眠りに入りやすい状態を作ります。多くの患者さまが「寝つきが良くなった」「夜中に目覚めにくくなった」といった変化を感じております。
2. 血行促進効果
   鍼やお灸の刺激によって血流が改善されることで、筋肉のこりや痛みが軽減し、身体全体のリラックスが促されます。これにより、深い睡眠につきやすくなるだけでなく、疲労回復や免疫力の向上にもつながると言われています。

不眠解消のために

不眠に悩む方は、まず生活習慣の見直しから始めてみましょう。

また、自律神経を整える効果が期待できる鍼灸治療も、有効な選択肢のひとつです。

心と体のバランスを整えることで、質の良い睡眠を得られる可能性が高くなります。

不眠の改善には時間が必要なこともありますが、焦らず自分に合った方法を見つけていくことが大切です。

お悩みの方は、「おからだ治療院」へぜひご相談ください。

まとめ

一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングとフォローアップ

初回の来院時には、不眠の症状や生活習慣、ストレス要因などについて詳しくお伺いし、その方に合ったオーダーメイドの治療プランを作成いたします。

治療後も、生活習慣のアドバイスや日常でのセルフケアをサポートすることで、不眠の根本的な改善を目指していきます。

患者さま一人ひとりに寄り添うような丁寧な対応と継続的なフォローアップは、多くのみなさまから高い評価をいただいております。

不眠でお悩みの方へ

「なかなか寝付けない」「夜中に目覚めてしまう」「朝早くに目が覚める」などのお悩みがある方は、ぜひ一度当院「おからだ治療院」の鍼灸治療をご検討ください。