
おからだ治療院のシバクサです。
おからだ治療院は、札幌市豊平区平岸にある鍼灸整体院です。肩こりや頭痛にお悩みの方に寄り添い、根本的な改善を目指してサポートいたします。
慢性的な肩こりや頭痛は、日々の生活の質を大きく下げてしまうつらい症状です。一人ひとりの状態に合わせた施術をご提供し、再発しない身体づくりをお手伝いいたします。丁寧な対応を心掛けております。清潔で落ち着いた雰囲気の院内で、リラックスしながら施術をうけてください。
私は、毎週、月曜日・火曜日・水曜日・金曜日・土曜日は「おからだ治療院」で、皆さまの健康をサポートさせていただき、木曜日は「南雲治療院」で鍼灸の勉強をさせてもらっています。日々の治療や学びを通じて感じたことや、健康に関する役立つ情報、趣味の話なども交えながら、ブログを書いていきます。読んでくださる方に笑顔や元気をお届けできるよう、書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

参考文献はこちら
今、“褒めの力”が注目を集めています。
街頭で人を褒めて投げ銭をもらう、通称“褒めますおじさん”。
これまでに1万人以上を褒めてきました。
また、かつては仕事一筋だった別の男性は、ある出来事をきっかけに「褒め褒めタイム」を取り入れ、家族との関係が大きく変わりました。
従業員を褒めるシステムを導入し、離職率が半分に下がったという大手飲食チェーンも。
「褒め上手」になって人生が変わったという人たちを取材しました。
(首都圏局ディレクター 申奎鎬)
首都圏情報ネタドリ!
6月13日(金)午後7:57までNHKプラスで配信↓首都圏情報ネタドリ!
家を失い“褒めますおじさん”に
1万人以上を褒めてきたという男性がSNSで注目を集めています。

首都圏の街頭で、人をほめて投げ銭をもらう、通称“褒めますおじさん”(43歳)です。
褒める人の数は、多いときで1日70人以上。週4日ほど路上に立ち、月の収入は平均15万円にのぼります。
この日は千葉県船橋市で立っていると、管理職をしているという男性に声をかけられました。

褒めますおじさん
「おいくつでいらっしゃるんですか」
男性
「この間、52歳に」
褒めますおじさん
「52歳!10歳違いとは全然思えないくらい、気さくで立ち姿が若々しい、いい男って感じですね!マスク越しのやさしい表情は、みんなを笑顔にさせる素敵な方ですね」

褒められた男性は少し照れながら、「管理職だから褒められることはなかなかないんですよ。でも、ほめられたら悪い気はしないですね」と話していました。
なぜ、褒めてもらいたいという人が後を絶たないのでしょうか。お客さんとのやりとりを聞いてみると。

褒めますおじさん
「これはスーツ?芸人さんですか」
芸人をしている男性
「そうです。芸人です」
持ち物を見て質問し、職業を言い当てると、すかさず褒めことばが飛び出します。
褒めますおじさん
「芸人さんですか。やっぱりことばづかいがすごくきれいですね。2人でコメディをやっているんですか?」
2人
「そうです」
褒めますおじさん
「いいですね。いまも息の合った返しですね。本当にコンビとしてのきずながすごい!」
相手のことばづかいや、質問に対する返答を聞いて、感じたことをポジティブなことばで伝えます。
芸人をしている男性
「気持ちいい。ヤッター。これはやばい、楽しすぎるね。落ち込んでいる芸人をいっぱい連れてこよう。ありがとうございます。元気が出ました」

褒められた人たちからは、「悩み事があったときに褒めてもらうと、1回全部リセットできる」「仕事は減点主義であまり褒められないので、誰かに言ってもらいたかったことを全部言ってくれてうれしかった」という声が聞かれました。
褒めますおじさんは高校卒業後、いくつかの仕事を転々としながら生活していました。
しかし、ギャンブルにのめり込み、さらに父親が倒れたことで自宅のローンが払えなくなり、2021年に強制退去させられることに。
その後は路上生活を余儀なくされました。
そんな中、お金をもらえることは何かと考えた末に思いついたのが、人を褒めることです。

褒めますおじさん
「人を褒めることだったら今すぐできそうだなと。褒めれば嫌な気持ちになる人が少ないと思ったので。それがもし駄目だったら、また次に何か考えればいいやという、軽い気持ちで始めました」
ところが当初はことばに詰まることも多く、思うようにはいかなかったそうです。
そこで、古本屋で買った褒め方の技術に関する本を読み込み、褒めことばのバリエーションを増やす努力をしました。

また、褒めた人の特徴をノートに記録して、再会したときに「この間も来てくれましたね」と声をかけるなど、丁寧なコミュニケーションを心がけました。

そして、1日の終わりには壁に向かい、その日に出会った人たちを思い浮かべながら、よりよい褒め方ができなかったか振り返るイメージトレーニングをおこなっています。
これまで1万人以上を褒めてきた男性。
その中で得た学びは、「ことばだけでなく態度で褒める気持ちを伝えること」だといいます。
「落ち込んでいるので、褒めて気持ちを上げてください」という男性に対しては…

褒めますおじさん
「落ちこんでいる中で、笑顔をみせられるのは芯の強い証拠だと思うんですよ!」
男性
「パワハラも受けています」
褒めますおじさん
「パワハラを受けても職場のために頑張るお兄さんに拍手を送りたい!その頑張りが日本を支えていると思いますよ」
相手の目を見て、大きめの身振り手振りで励まし、拍手を送るなど、全身で気持ちを伝えようとする姿が印象に残りました。
褒めますおじさん
「リアクションで、相手の気持ちを盛り上げるといいますか。ことばだけではなく、うなずいたり、相づちをうったりするなど、態度で『あなたを肯定しています』という気持ちを伝えるようにしています。褒められた方が楽しんでいる姿を見ると、俺も気分がよくなるので、やってよかったなと思います」
“モーレツ社員”が直面した家族の危機
日常に「褒めること」を取り入れ、家族との関係が大きく変わった男性もいます。

メーカーの営業職として働く磯敏則さん(66歳)です。

妻・愛子さん、母親・久子さんと3人暮らし。この日は、娘の綾乃さんが帰省し、久しぶりの家族団らんとなりました。
磯さんが大切にしているのは、日々の会話の中で家族をしっかり褒めることです。

磯敏則さん
「(妻・愛子さんに)いっぱい友達がいるよね。それに、最近は僕が関わっている養護施設の支援も協力してくれて、会計をやってくれたり、車を出してくれたり、よく動いてくれているね」
そんな磯さんですが、若いころは仕事中心の生活。
長時間労働に加え、つきあいの飲み会も多く、家族と過ごす時間はほとんどなかったといいます。

磯さん
「当時は、酔っ払って帰ってきて、朝起きたら、また会社に行くという感じなので、家族との会話がだんだんなくなっていきました。妻に『なんでこんな遅いの?』と言われると、カチンときて『うるさい』なんて言ってしまって、けんかになることもありました」
そんな磯さんに転機が訪れたのは30代のとき。

仕事で駐在していた台湾で、従業員が家族を大切にする姿を目の当たりにしたのです。
磯さん
「みんな残業をしないでぱっと帰っちゃうんですね。男の人も家へ帰って料理をつくったり、子どもを迎えに行ったりするんです。仕事も大切ですけれど、まず家族なのかなということに気づかされました」
さらに、磯さんと同じように仕事と飲み会に明け暮れていた友人が、妻に出て行かれたという話を聞き、危機感を抱きます。
そんなときに出会ったのが、褒め方を学ぶセミナーでした。
セミナーを通じて、家族に感謝の気持ちを伝えることの大切さに気づいた磯さん。
とはいえ、最初は口に出して褒めることに抵抗があり、まずは妻・愛子さんへのメッセージカードから始めることにしました。

「きちょうめん」「頑張り屋さん」など、愛子さんをほめることばを、半年にわたって毎日書き続けたのです。
愛子さんは、そのカードをいまも保管しています。

愛子さん
「朝、起きると、毎日違うことばが書かれたカードがテーブルのところに置いてあるわけですよ。夫婦同士で褒め合うことは照れくさいというか、私もこれをもらって『ありがとう』とは、なかなか直接は言えなかったんですけれど。こういうふうにしてくれたのは、すごいなと思って取ってあります」
さらに磯さんは、家族で「褒め褒めタイム」を取り入れるようになりました。
普段はちょっと照れくさい褒めことばを伝えあえるように、「褒め」に徹する時間を作ったのです。
磯さん
「褒め褒めタイムは、ふだんから相手のことをちゃんと見ていないと、ことばが出てこない。でも、それに慣れてくると楽しくなってきました」
最初は「そんなのにつきあうのは嫌」と渋っていた家族も、いまでは自然と褒め合うように。
娘の綾乃さんが、褒め褒めタイムに友人を招くこともあります。この日は親友の郡司望さんが、磯さんの家を訪れました。

磯さん
「ノンちゃんの褒め褒めタイムが始まりました。ずっと笑顔だね。これは簡単なことじゃない。人の話を聞いてくれるし」
綾乃さん
「聞き上手なの、ノンちゃんは、こっちも気持ちよく話しちゃう。素直さ100%だもんね」
愛子さん
「ノンちゃんは昔から結構チャレンジする。内に秘めた情熱があるんだろうね」
綾乃さんの親友 郡司望さん
「私の気づかない、いいところを引っ張り出してくれて、どんなに落ち込んでいても、本当に元気をもらえて、明日から頑張ろうという気持ちになりました」
磯さんは、「褒めること」が家族との関係だけでなく、自分自身にも大きな変化をもたらしていると実感しています。

磯さん
「ほめられた本人が喜んでくれて、その喜びが自分の喜びと感じられたとき、人はいちばんパワーが出る。人のことをほめているんですけど、自分のこともほめているような。自分で自分のことを元気にしているのかもしれないですね」
「褒め」の仕組みで離職率が半減
従業員を褒めるシステムを導入し、離職率が半分に下がったのが、国内外で100店舗以上を展開する大手飲食チェーンです。

この企業がかつて重視していたのは、褒めあうことではなく、厳しい競争でした。

サンパーク 藤田慎太郎執行役員
「当時やっていたのは、いわゆる怒られ会議。結果を出して当たり前、結果を出せない人間は追及される、そんな文化でした」
その結果、社員のモチベーションは下がり、離職者が続出。人も集まらなくなり、会社は危機に陥っていました。
そんな状況を打開しようと、11年前、これまでとは真逆のほめる仕組みを導入したのです。
執行役員の藤田慎太郎さんが、いま社内で広げているのが「ほめシート」です。

上司が部下に対して、感謝や成長した点、期待していることを記すものです。
この日は藤田さんが店舗を訪れ、店長にシートを手渡しました。

藤田執行役員
「ランチの忙しい時間にもかかわらず、店長自身がホールまで目配り気配りできている姿がすごいと感じました。引き続き予算達成と離職ゼロでいってほしいと思います」
サンパーク高木珈琲M’av行徳店 今野秀店長
「幼少期のころに賞状をいただくくらい、うれしい気持ちになりました」
褒める仕組みは、売り上げを伸ばすことにもつながっているといいます。
この店舗では、スタッフの接客を分析した結果、看板メニューのパンケーキの提案が十分におこなわれていないことが判明しました。

そこで店長の今野さんは、オーダーを取る際に「おすすめのパンケーキがあることを一声添えてほしい」とスタッフに声をかけました。
実際にパンケーキをお客さんに勧めたスタッフには、すかさず「声がけが1つ増えたのが、すごくよかったです!ありがとうございます」と伝えました。

課題を改善する行動を見逃さず、より重点的にほめるようにしているのです。
こうした取り組みを始めて以降、離職率は39%から20%に減少しているといいます。
藤田執行役員
「ほめることによって、スタッフが定着するようになりました。人がたくさんいるので、どんどん拡大できる、そんな会社にしていきたいですね」
“サンクスアプリ”でモチベーション向上
川崎市にある大手IT企業でも、褒める習慣を取り入れ組織を変えようとしています。
導入したのは職場の同僚をほめて感謝の気持ちを伝えるサンクスアプリです。

業務のやりとりを行うシステムとは別に、簡単な文章とスタンプで同僚を褒め、感謝を伝え合うことができるのです。
アプリを開発した担当者は、社員がお互いに褒めあう文化を根づかせることで、組織を前向きに変えていけると考えました。

アプリを開発 富士通 以西絵里さん
「変革する時には勇気が必要だったり、新しいスキルを身につけなければいけなかったり、いろんなことが出てくると思いますが、チャレンジすることを応援していく必要があると感じていました」
アプリを活用している、入社2年目の永薗由揮さん。
社内システムの管理や運用をおこなっています。

富士通 永薗由揮さん
「リモートワークが多くて、ありがとうと言われることは少ないですね」
日頃は社内システムに関して問い合わせが来ることがほとんどで、感謝される機会は多くありません。

だからこそ、アプリで届くちょっとした感謝のことばが励みになるといいます。

永薗さん
「評価されたと思う瞬間はうれしいです。一回こういうのをいただけると、また次に新しい機能を作ったりしたときも、感謝されるのではないかというモチベーションにつながると思います」
アプリを開発 以西絵里さん
「これまで縁の下で支えるなど、あまり日の当たらない人でもチームの中で活躍している人はたくさんいたので、サンクスをおくりあってくれるような文化になってほしいなと思っています」
相手に届く効果的な褒め方とは
働く人およそ2700人を対象に実施したアンケート調査では、「褒められることが仕事のモチベーションや生産性の向上につながる」という人が76%いるのに対して、66%の人が「十分に褒められていない」と答えています。

なぜ「褒め」が足りないと感じる人が多いのでしょうか。
“ことばのスペシャリスト”として知られる齋藤孝さんに聞きました。

明治大学文学部 齋藤孝教授
「日本人は家庭でも学校でも、他国に比べ、褒める、褒められる機会が少ない傾向があります。謙虚さや辛抱強さを美徳とする文化があるためです。一方で、欧米の文化の影響で日本人にも『褒められたい』という欲求が高まっています。ところが褒めてくれる人は少ない。そこに需要と供給のアンバランスが生じています」
相手に届くほめ方とは、どのようなものなのでしょうか。
ポイントは、「具体的にほめること」だと齋藤さんは語ります。
明治大学文学部 齋藤孝教授
「漠然と『いいですね』といっても、相手の心には残りません。それどころか『お世辞で言っているのだろう』と思われてしまうこともあります。私は学生たちに、他の学生の発表を具体的に褒めるよう伝えています。例えば『大きな声で、身振り手振りを入れて伝えたのがよかったです』『身近な例に引きつけて展開している内容が、わかりやすかった』などという褒め方です。そのほうが褒められた方は自信がつくし、場が盛り上がって活気が生まれます」
注意や指摘をしなければならない場面では、「イエス・ノー・イエス方式」という方法が効果的だといいます。
まず褒めて、注意あるいは指摘して、褒めるというやり方です。
その好例が、夏目漱石が『銀の匙』を執筆した中勘助へあてた手紙だといいます。
玉稿を見ました。面白う御座います。
ただ普通の小説としては事件がないから俗物は褒めないかも知れません。
私は大好きです。
(三好行雄編『漱石書簡集』より抜粋)
明治大学文学部 齋藤孝教授
「相手の原稿を敬う玉稿ということばではじまり、他の人が褒めなくても私は大好きだと言っています。大切なのは、話す順番です。あの人には褒めたい部分はあるけど、指摘したい部分もあるという場合、ぜひ漱石をまねしてみてください」
(6月6日「首都圏情報ネタドリ!」で放送)
褒めることが大事とよく言います。誰でも出来ることですが、簡単じゃないですよね。私も苦手です。けなすことは簡単なのに褒めるのは難しい。その理由を探ると褒めることが嘘くさいと思うことが背景にあるような気がします。相手をけなすこと、つまり攻撃することは確かに本心かも知れないけれど、それは動物でも出来ることで、そう考えると逆に褒めることは人間の特権かも知れません。考えてみたら嘘をつくことも動物には出来ないと思います。褒めることが嘘くさいかどうかについては、一度横に置いて、人間にしか出来ないことだと思った方が私にはいいかも知れません。
褒めますおじさんの話を興味深く読みました。読んでみて、確かにこれって嬉しいかもと思いました。褒めることで人間関係のギクシャクに油が挿せるのであれば褒めますおじさんの話を興味深く読みました。読んでみて、確かにこれって嬉しいかもと思いました。褒めることで人間関係のギクシャクに油が挿せるのであれば、その方がいいですよね。
この記事には、褒めるアプリも開発しているとあって、この辺りまで聞くと流石に違和感がありました。その理由について自分の中で深掘りしたのですが。それは褒めますおじさんのマネをしているのではなくてモノマネをしているからではないかと思いました。私はマネするとモノマネするは別物だと思っていて、モノマネは猿真似だと思っています。褒めるの本質は褒める側と褒められる側の間だと思っていて、そこが無いと違うと思うのです。とはいえ、この褒めるという行為は本当に面白いと思います。家族にありがとうカードを毎日送る話はとても参考になりました。早速モノマネします。
後日談。奥様に褒めカードを送ったのですが、カードの端に「全然そんなことないよ」という内容の文章が書かれて戻ってきました。カードはお手紙と違って返事はいらないし、返事をするなら違うカードにして欲しく、実は少しだけ傷つきました。
自律神経失調症の症状には、めまいや不安感、手足の冷え、慢性的な疲労、便通の異常、体が思うように動かないといったものがあります。
おからだ治療院では、これらの自律神経の乱れによる不調を鍼灸治療でサポートしています。鍼やお灸を使って血流を改善し、体の緊張をほぐすことで、ストレスを軽減し、自律神経のバランスを整えます。症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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今日のコラム
人間の体には、毎日や季節ごとに決まったリズムがあります。このリズムは、眠り方やホルモンの働き、そして健康に関係しています。
でも、現代の生活では、夜遅くまで起きていることや食事時間がバラバラなこと、ストレスなどによって、そのリズムが乱れてしまうことがあります。
リズムが乱れると、眠りにくくなったり太りやすくなったり、病気にかかりやすくなることもあります。
だから、決まった時間に寝る・食べる・休むなどして、体の自然なリズムを守ることが大切です。そうすることで、心と体の健康を保つことができます。
