
同じ本を久しぶりに読んで、印象が変わることはありますか?私は久しぶりに村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」を読んだのですが、とても印象が変わりました。村上春樹を知らない人は、まずいないと思うけれど、意外に好きだという人は少ないのではと思っています。村上春樹は好みが分かれる作家だと私は思っています。村上春樹は度々ノーベル賞を噂されるけれど、実は芥川賞を受賞していません。何度か候補にあがりなから受賞しなかったのは、その都度選考委員の誰かが反対したからと聞いています。確かにそんな文章だなと思います。私が一番最初に村上春樹の本を読んだのは二十歳前後の頃だと思います。流行っていたから読んだだけで、あまり好きではなかったと思います。村上春樹を良いという人はウソくさいと思っていました。再び読むようになったのは、15年くらい前だと思います。その時は、古臭さがなくて面白いなと思いました。そして最近読んだ本「走ることについて語るときに僕の語ること」ですが、ストライクでした。以前、イライラした勿体ぶった文章が気にならなくなって、文章のまま頭に入ってくる感じで読みやすい。なんかスラスラ進む感じがとても心地いいです。村上春樹が趣味にしているランニングと仕事である作家活動について書いているのだけれど、ランニングの描写が特に面白いです。村上春樹がこの文章を書いた頃の年齢と今の自分の年齢が近いのだと思います。走ることが楽しいこと、自分がランナーであることの自負が文章から滲み出ていて、微笑みながら読んでいます。最初に読んだ時は、こんなにつまらない本はないぐらいに思っていた記憶があります。
同じ文を複数回読んで印象が変わるのは当然なのだけれど、年月が経って印象がハッキリと変化すると、変化したのは自分なんだと考えています。それが嬉しいです。
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