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おからだ治療院

9時~12時
13時~20時
(要予約)
定休日 木・日・祝日

20251007 三十三間堂とUFC

おからだ治療院のシバクサです。

おからだ治療院は、札幌市豊平区平岸にある地域密着型の鍼灸整体院です。初めてご来院いただく方にも安心していただけるよう、丁寧な対応を心掛けております。清潔で落ち着いた雰囲気の院内で、リラックスしながら施術をうけてください。

日々の治療や学びを通じて感じたことや、健康に関する役立つ情報、趣味の話なども交えながら、ブログを書いていきます。読んでくださる方に笑顔や元気をお届けできるよう、書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

先日、『ブラタモリ』の「三十三間堂」回を観ました。私はこの番組が大好きです。今回の三十三間堂編もとても興味深かったです。

多くの学校が修学旅行で訪れるそうですが、私は残念ながら修学旅行の際には三十三間堂には行きませんでした。今回の放送を見て、訪れてみたくなりました。

面白いなと思った一つが建築的な視点からの解説でした。最近になって調べてみると、三十三間堂の土台は人工的に地盤を強化しており、建物が沈下しないよう工夫されているそうです。堂内の千体仏(千手観音像)も、重心を低くすることで倒れにくくするなど、地震対策が随所に施されています。実際に阪神・淡路大震災の際も、ほとんど倒れなかったとのことです。私は当時の職人技と知恵の深さに、改めて感心しました。

番組では、三十三間堂のすぐ近くにかつて「京都の大仏」があったことも紹介されていました。豊臣秀吉が作ったそうです。京都に大仏があったこと自体、私は知りませんでした。ネットの情報によると天災で焼失したとのこと。

その京都大仏を安置していた寺院では、非常に大きな石を運び込み、立派な石垣を築きました。石垣は今も残っています。重機のない時代にどうやったのか?そもそも普通のお寺にあれほどの石垣は必要ないように思えますが、おそらく秀吉が「自分の力を京都の人々に示す」ためのパフォーマンスだったと理解しています。

その建設作業はこっそりと行われたのではなく、むしろ人々の前で大々的に進められていたみたいです。私の想像ですが、大きな木材を遠方から運び、巨石を組み上げ、その制作過程も秀吉のパフォーマンスだったのではないでしょうか。「私は天下人だ」というメッセージを、強烈に伝える手段としてだけでなく参加型エンタメでもあったのではと推測しています。。

ところで話は変わりますが、最近、トランプ元大統領がホワイトハウスでUFC(総合格闘技)のイベントを開催するという報道がありました。UFCのファンとトランプ支持者の層が重なっているという指摘もあるそうです。私は楽しかったら何でもいいという現代の風潮に反対です。特に政治については、政治ってそういうことじゃないでしょと思うのです。政治だけじゃなく色々なことが「エンターテインメント化」している傾向が強く感じられ、違和感を覚えます。

ただ一方で、豊臣秀吉のような天下人が、巨大な建築を通じて自らの力をアピールしていたことを考えると、政治における「見せ方」や「演出」は、実は昔から存在していたのかもしれません。政治のエンタメ化という手法は新しいものではなく、カリスマ支配者の常套手段なのかもしれません。

話は元に戻しますが、今はない大仏の建物と三十三間堂は、すぐ近くに位置していたそうです。それらを大きく囲う壁があり、「太閤塀」と呼ばれているそうです。しかし、その壁が出来た時代は太閤秀吉の頃ではなく、徳川家康の時代だったそうです。家康がどのような思惑でその壁を築いたのかはわかりません。また、「太閤塀」という呼び名が当時の人々によるものか、後世のものか、あるいは家康自身が太閤をリスペクトして名付けたのか、または秀吉を贔屓する周囲の人々が秘かにに付けたのか番組の中では不明でした。私は関わった人のそれぞれ考えがごちゃまぜになっていく様子に興味があります。

三十三間堂は、後白河上皇が作らせたそうです。ただ実際は後白河上皇の命令のもと、当時の職人たちが腕を振るって建設したはずです。今回の番組で、地面の下から土壌を整えてから建てた歴史もわかりました。仏像を作った職人さんたちの技術も面白かった。その後、秀吉が大仏を造営し、全国から石や木を集めて巨大な建物を建てた。家康が後を引き継ぐようにそれらを囲む塀を作った。こうして、各時代の権力者や職人、大工たちが関わり、歴史が築かれていったことを想像すると感慨深い。

歴史とは、さまざまな人々の考えが折り重なって形成されるものだと改めて思いました。単に「この時代にこんなことがあった」と知るだけでは不十分で、角度を変えて何度も振り返ることで見えてくることがあって、考えが深まる気がしました。多様性ってこういうことなのかなと思いました。


おからだ治療院では、鍼と灸を組み合わせ、慢性的な痛みや不調を改善する施術を提供します。痛みを最小限に抑えた鍼灸治療で、腰痛、肩こりなど幅広い症状に対応。初めての方も安心して受けられます。「長年の不調が改善しない」「スッキリしたい」とお悩みの方は、ぜひご相談ください。健康や鍼灸に関する質問もお気軽にどうぞ。良い一日をお過ごしください!

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今日のコラム

体内の「概日時計(体内時計)」は、アレルギー反応の強さに影響を与えています。

私たちの体には約24時間周期のリズムがあり、免疫を担う「マスト細胞」の活動もこのリズムに従っています。このため、花粉症の「モーニングアタック」や喘息の発作が夜間に起こりやすいように、アレルギー症状は特定の時間帯に強く出る傾向があります。

しかし、夜更かしや夜間のスマートフォン使用、不規則な食事、ストレスなどの生活習慣の乱れは、この体内時計を狂わせます。その結果、免疫反応のリズムが崩れ、アレルギー症状が悪化しやすくなると考えられています。

アレルギー対策には、症状を抑えるだけでなく、規則正しい生活で体内時計を整えることも重要なのです。

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