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おからだ治療院

9時~12時
13時~20時
(要予約)
定休日 木・日・祝日

20251009 悪循環

おからだ治療院のシバクサです。

おからだ治療院は、札幌市豊平区平岸にある鍼灸整体院です。慢性的な肩こりや腰痛に悩まれている方を全力でサポートし、回復のお手伝いをしています。

肩こりや腰痛の原因は人それぞれで、さまざまな要因が複雑に絡み合っていることが多いです。おからだ治療院ではまず丁寧な問診を行い、患者さま一人ひとりの状態をしっかりと把握することを大切にしています。清潔で落ち着いた雰囲気の院内で、リラックスしながら施術をうけてください。

日々の治療や学びを通じて感じたことや、健康に関する役立つ情報、趣味の話なども交えながら、ブログを書いていきます。読んでくださる方に笑顔や元気をお届けできるよう、書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

最近、Jリーグの秋田監督(元選手・秋田豊氏)が、選手へのパワハラ疑惑により辞任したというニュースがありました。この出来事は、私のような中年男性にとって他人事ではありません。

特に組織で働く人からは、「今どき、ちょっと強く言っただけでハラスメントだと言われてしまう」「何も言えなくなって、指導もできなくなっている」といった声をよく耳にします。大前提として、ハラスメントは許されない行為です。誰かを傷つけたり、尊厳を踏みにじるような言動は、どんな理由があっても正当化されません。

しかし一方で、「何でもかんでもハラスメント」とされてしまう風潮には、別の問題も生じているように思います。本来、ハラスメント防止のルールは「誰かを守るため」に作られたものです。それが逆に、現場のコミュニケーションを萎縮させ、人間関係を窮屈にしてしまっているのも事実です

似たような構図は、働き方にも見られます。例えば、高市早苗氏が総裁選後に「ワークライフバランスを捨てて一生懸命働きます」と発言した際、多くの批判が起きました。確かに、トップが「休まず働く」と言うと、周囲が休みづらくなるという懸念は理解できます。不用意な発言だったかもしれません。しかし、「一生懸命働くこと自体が悪い」と受け取られてしまいかねない風潮にも、違和感を覚えます。ここにも、「誰かを守ろうとしたルールが、かえって人々を縛っている」という共通点があるように思えるのです。

これらの「こんなはずじゃなかったはずなのに」という現象はなぜ起きるのでしょうか。

私は、「同じものを見ていても、人によってまったく違うように捉えられるから」だと思います。たとえばゴッホの絵を見て、「これは芸術の傑作だ」と感じる人もいれば、「キャンバスと絵の具の集合体にすぎない」と考える人もいるかもしれません。クラシックの交響曲を「感動的な音楽」と感じる人もいれば、「空気の振動の連続」と捉える人もいるかもしれません。フェラーリを見て「機能美の極み」と思う人もいれば、「今どき化石燃料で走る車」と見る人もいるかもしれません。これらはどちらも間違ってはいません。ここまで極端じゃなくても、同じものを見ているつもりが実は違うものを見ているということは実際にあり得ることです。

この「見え方のズレ」を修正するために、「対話」が不可欠ですが、この対話がむずかしい。以前は上下関係こそありましたが、今よりも先輩と後輩の距離は近かったと思います。(自分としたことが、昔はこうだったなんて中年構文を言ってしまうなんて)今はフラットな関係が推奨され、上下の「段差」は減ったかもしれませんが、話相手が随分と向こうに行っていて距離が遠くなっているように感じます。「フラット=対等」のはずが、逆に話しづらくなり、小さな誤解が大きなトラブルに発展してしまう。これもまた、「良かれと思って導入した仕組みが、結果的に人を縛る」一例ではないでしょうか。

先日読んだ記事に、「できる人ほどパワハラをしがち」という内容の文がありました。一流の選手や経験豊富な指導者は、過去の経験や鋭い直感から「この先、こうなる」と予測できます。しかし、その先が見えない相手とは、認識のギャップが生まれやすい。そのズレが遠因となって最終的にはパワハラになってしまう——そんな内容でした。これもまた、「同じ状況を見ていても、違うものを見ている」ことから起きるすれ違いの一形態です。

とにかく悪循環なのです。

私は「人間関係のトラブルの多くは、ボタンのかけ違い」だと思っています。それを防ぐには、話し合うことが大切だという共通認識を持つことだと考えます。現代社会では、対話よりもルールや制度の整備に重きが置かれていると思います。しかし、どんなに完璧なガイドラインがあっても、人と人との関係を支えるのは、結局「言葉を交わすこと」だと考えます。もっと「対話の大事さ」を見直すべきではないでしょうか。


おからだ治療院では、伝統的な鍼灸を使って心と体のバランスを整え、自然な回復力を引き出す施術を行っています。東洋医学に基づき、病気になりにくい体づくりやストレス軽減をサポートします。健康を保ちたい方、生活の質を上げたい方、自然治癒力を高めて元気に過ごしたい方にぴったりです。予防医学の視点から、体にやさしい施術で不調を改善し、快適な毎日を応援します。体の不調や健康の不安、自律神経の乱れ、疲れやすさなど、どんな小さな悩みでも大丈夫です。気軽にご相談ください。おからだ治療院が、あなたの健康と安心をしっかり支えます。

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気道の細胞から出るわずかな信号が、免疫細胞の一種を目覚めさせ、気道に炎症を引き起こすことがあります。これが、喘息のつらい症状として現れるのです。

最近の研究では、この複雑な免疫のネットワークを優しく調節する新しいお薬も生まれ、重症な喘息の症状を和らげる希望となっています。

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