メニュー
カテゴリー

おからだ治療院

9時~12時
13時~20時
(要予約)
定休日 木・日・祝日

20251028 選手も人間

北海道新聞の記事によると、日本オリンピック委員会がトップアスリートを対象に行った調査で、「うつ傾向を感じたことがある」と答えた選手が24%に上ったそうです。これはあくまで自己申告であり、正式な診断ではないため、必ずしも鬱病とは限りませんが、一般的な水準と比べて高い割合だと感じます。

アスリートは強いイメージがあるため、この結果は意外でした。見た目以上に繊細なんだと思います。不安の内容としては、引退後の進路やキャリアが最も多く、次いで経済的問題、人間関係、スポーツ障害などが挙げられました。また、ハラスメントを受けた経験がある選手では、言葉の暴力や体罰、過度なしごきが多かったそうです。

以前、イタリアのセリエAの選手を対象にした調査でも、うつ傾向が高いという記事を読んだ記憶があります。イタリアやイングランドでは、ファンの激しい批判が知られていますが、選手も人間ですから傷つくのは当然です。その記事を読んだときは、ファンのヤジがきついほうがサッカーは強くなるのかなと思って読んでいました。

日本でも、SNSで選手を攻撃することが問題視されています。

スポーツ医学や戦術が進化している現在、ただ批判やしごきをすれば強くなるという時代は終わりつつあると思います。日本のサッカーも世界で強くなっており、スペインやドイツにワールドカップで勝利するなど、かつては考えられなかった成果を上げています。これは最新の技術やトレーニングの成果であり、単なる批判の結果ではないと思います。

最近、体育館でジュニアのスポーツ教室を見ると、昔とは指導法が大きく変わっているのがわかります。怒鳴ったり厳しくしごいたりするのではなく、ゲーム性を重視し、子どもたちが楽しみながら上達する工夫がされています。指導者もファンも、ただ批判すれば強くなるという考え方から脱却しつつあると感じます。

この記事によるとオリンピックを目指すような選手を対象にした調査は今回初めてなのだそうです。選手の心を守りながら、競技力を高まる時代が来るのかなと期待しながら記事を読んでいました。


おからだ治療院では、東洋医学に基づく丁寧な診察で不調の根本原因を見極め、鍼灸施術で血流改善や自律神経の調整を図ります。

施術後には、一人ひとりの生活に合わせたセルフケア(お灸やツボ押しなど)もご指導。症状の改善と再発予防の両面から、健康な体づくりをサポートします。

完全予約制で、心地よい環境づくりに心がけております。慢性的な不調でお悩みの方、どうぞお気軽にご相談ください。

無料相談受付中
些細なこともご相談ください

お悩みのこと、心配なこと、気がかりなこと、「こんなことを聞いても大丈夫かな?」と思わず、何でもざっくばらんに聞いてください。

おからだ治療院は、LINE公式アカウントから、ご予約・ご相談・お問い合わせをお願いしております。

今日のコラム

東洋医学の教えでは、七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の七つの感情)は、強すぎると健康を損なうと考えられています。このうちの「恐(おそれ)」は、特に腎(じん)と深く結びついています。

過度な恐れは、腎の働きを弱める直接的な原因となります。腎の機能が低下すると、精神的な不安定さが生じたり、体のバランスが崩れたりすることがあります。さらに、慢性的な恐れは身体と心に悪影響を及ぼし続け、疲れやすさ免疫力の低下を招くことにもつながります。

簡潔に言えば、東洋医学において恐れの感情が強すぎると、腎の機能を損ない、心身の不調を引き起こす主要な要因となる、ということです。

目次