
今日もサッカー関連の番組についてです。先日放送されたNHKの『映像の世紀 バタフライエフェクト』が面白かったです。
「バタフライエフェクト」とは、「風が吹けば桶屋が儲かる」のように、過去の些細な出来事や歴史のちょっとしたボタンの掛け違いが、現代にまで大きな影響を及ぼす現象のことだと理解しています。今回のテーマはワールドカップ。世界最大のスポーツイベントが持つ光と影の歴史に迫る内容でした。
第1回のワールドカップは、南米ウルグアイで開催された小さな大会だったそうです。それが今や世界中が熱狂する一大イベントへと成長しました。しかし、その発展の過程には大会を政治的に利用しようとした独裁者たちの存在があったとのこと。思惑通りに利用できた独裁者もいれば、逆に失敗に終わった独裁者もいたそうです。スポーツと独裁者は親和性が高いらしく、注意して見なければならない問題だと感じました。
番組の中で特に衝撃を受けたのは、ある国の女性サポーターの話です。その国では法律や宗教的な理由から、女性がスタジアムでサッカーを観戦することが禁じられているそうです。それでもサッカーを愛する彼女は、胸にさらしを巻き、男性のようなメイクをしてスタジアムへ足を運んでいました。
それは純粋なサッカー愛であると同時に、理不尽なルールに対する命がけの抵抗でもあったと思います。負けられない戦いなどと言っている場合ではありません。日本でも男女平等が話題になりますが、それとは次元の違う、別世界の切実な問題だと感じました。
その国では、服装規定違反を理由に拘束された女性が亡くなるという痛ましい事件も起きました。この悲劇を受け、前回のワールドカップでは代表選手たちが国歌斉唱の際に誰一人として歌わず、「無言の抵抗」を示しました。その時の選手たちの表情は、私の拙い語彙ではうまく表現できません。
もう一つ印象的だったのが、コートジボワールの英雄、ディディエ・ドログバ選手のエピソードです。私は彼に対して、日本代表の前に立ちはだかった憎らしいストライカーという印象しか持っていませんでした。しかし母国での彼は、「一人のサッカー選手」を遥かに超えた存在だったそうです。
コートジボワールが内戦状態にあった中、ワールドカップ初出場を決めた試合後のロッカールームで、彼はテレビカメラに向かって「お願いだから内戦をやめてくれ」と訴えました。カメラの向こうには銃を持った人々もいます。そのような状況で平和を呼びかける行動は、勇気が必要だったと思います。苦い記憶とともに彼の偉大さを実感しました。
もうすぐ、4年に1度の熱狂であるワールドカップが始まります。今回の日本代表は「歴代最強」との呼び声も高く、もちろん勝ち進んでほしいですし、優勝してほしいです。
しかし番組を見て勝つか負けるかも大切ですが、サッカーが単なるスポーツではなく、自由や誇り、平和と結びついている国や人がいるんだなと思いました。
日本代表も応援するけれど、世界中の選手たちの活躍も注目したいと思いました。「いい試合」と、たくさんのドラマを見たいと思いました。私は熱狂の渦を感じたいです。
無料相談受付中
些細なこともご相談ください
お悩みのこと、心配なこと、気がかりなこと、「こんなことを聞いても大丈夫かな?」と思わず、何でもざっくばらんに聞いてください。
おからだ治療院は、LINE公式アカウントから、ご予約・ご相談・お問い合わせをお願いしております。
