
NHK北海道の「北海道道」が好きで時々見ています。話題が身近だからうれしいです。そのなかで、江別のイスラム教徒が建てた礼拝堂(モスク)が放火された事件を扱った番組を見ました。とても考えさせられる内容でした。当時は何となくしら知らなかったニュースですが、外国人が市街化調整区域に違法に立てた礼拝堂が放火で燃えたというのが、その概要です。
番組では、礼拝堂を利用しているパキスタン出身者の方々が、本業の中古車販売の仕事をするために必要なさまざまな行政手続きを行っていたことが紹介されていました。一方で、市街化調整区域に違法な建築物を設けていたことも事実として伝えられていました。
最初は、「違法建築を知らなかったという説明は、本当にそうなのだろうか」と疑問もありました。しかし番組を見る限りでは、その他の必要な手続きはとても煩雑なのにちゃんとやっていて、建築に関する制度だけが抜け落ちてしまったようでした。そのため、違法であったことは改善すべきですが、悪質性については慎重に考える必要があると感じました。
さらに番組では、市街化調整区域で違法な建築があったのは彼らだけではなく、日本人を含めて同様の事例が地域に存在していることも紹介されていました。そのため、「違法なものは違法」とした上で、「特定の人たちだけを問題視するのは適切なのか」という、中立的な視点で構成されていました。
印象的だったのは、礼拝堂はイスラム教徒でなくても自由に見学できるので、ぜひ地域の人にも来てほしいと呼びかけていたことです。その姿勢を見ていると、地域との共存を望んでいるのではないかと思いました。私は正直に言うと、イスラム教信者のテロ行為を報道等で見ているので、やっぱり距離を置きたいです。ただ、それは彼らにとってかわいそうだとも思いました。上から目線になりますが、そこまで言うなら行ってやってもいいかなと思いました。

一方で、別の番組ですが、日本に対する外国のスパイ活動について取り上げられていました。実際に、外国が日本の機密情報を得ようとする活動があり、それに対応するための法整備が進められていることも紹介されていました。
ただ、この法律は非常に難しい側面があります。私の主観ですが、そもそもスパイかどうかは、調べてみなければ分からないため、結果として無関係の人まで調査対象になってしまうことがあります。本当に見当違いに疑われた事例もあるとされており、そのような人たちにとっては大きな精神的負担だったようです。
その話を聞いた後に先ほどの番組を思い返すと、地域で普通に暮らしているイスラム教徒の人たちや、その人たちと交流する日本人まで、不必要な疑いの目を向けられる可能性があるのではないかと考え、少し怖さを感じました。さっきは行ってもいいかなと思ったけれど、やっぱり行けなくなりました。
しかし一方で、「外国による情報収集活動やスパイ活動が現実に存在することも事実です。」番組によると、飲んでいるときにいい人ぶって近づき、信頼関係を築いた上で情報を集める工作活動が行われるそうです。自分がもしその立場だったらどうだろう。海外にルーツを持つ人は、本国に帰れなくしてやるぞといって脅してスパイ活動を強要する事例もあるとか。スパイ行為をさせられた人たちはかわいそうだったし、自分だったら逃げれたか自信ありませんでした。
私は、外国のスパイ活動が存在する以上、それに対して国が対策を進める必要があると思います。しかし、その対策が強まれば強まるほど、一般の市民が監視されているような感覚を持ったり、無関係の人まで疑われたりする可能性はあると思います。安全保障と自由な社会のバランスをどう取るかは、とても難しい問題だと思います。
これから日本では外国人がさらに増え、多様性も一層進んでいくでしょう。私は、多様性そのものは社会を豊かにする良いことだと考えています。しかし、その一方で、多様性を悪用しようとする人が存在する可能性も否定できません。そのため社会は警戒を強めますが、その結果、本来守るべき一般の人まで疑われたり、暮らしにくさを感じたりすることがあると思います。
安全を守ることと、人々の自由を守ることはまじわらない時があるのだと思いました。どちらか一方だけが正しいという単純な問題ではないという当たり前の話に落ち着きました。答えはないと思います。悩むことが大事だと思っています。
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