おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
他の同業者と比べて私はつながりを重視しています。その人の体の不具合に向き合うのがお仕事でしょと言う意見もあるのですが、私なりに顧客のニーズを考えた結果です。
一例をあげると、医療と福祉は隣りあわせだけれど、顧客(患者)目線からすると垣根はないと思います。入院から通院へ在宅へという流れのなかでシームレスな対応を求められているけれど、実際はやっぱり線引きがあって、不便だったり非効率が発生していると思います。実際みた一例をあげます。一人暮らしの高齢者の雪かきボランティアをしていると、リハビリのお迎えが来たりするけれど、車を降りて黙って突っ立ってる。こっちからすると、体が不自由なんだから迎えに行けよと思うけれど、それは出来ないルールらしい。部外者の私には見えない線があり、そこから先は違う職種の業務ならしいです。当然、私の雪かきも手伝うわけありません。そこは違う行政サービスがあるからです。保険や税金(他人様のお金)を使って仕事をする以上、無責任なことは出来ないのは本当に分かるけれど、不便だったり非効率です。もったいないと思うのです。
私の考えは、行きつくところは「助け合わないと生きていけないでしょ」です。私が「つながりを重視」してやろうとしていることは家族がいたら解決する問題ばかりです(その程度しか出来ません)。しかし、核家族化が進んだ以上、家族で対応していた問題を地域で対応していかないといけないと思います。
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日の東洋医学 肝の血の貯蔵
東洋医学では、肝(かん)は単なる臓器ではなく、生命エネルギー「気」の流れを調整し、血液を貯蔵する重要な役割を果たしています。肝は消化器官から送られた栄養を処理し、エネルギー源に変換することで全身の健康を維持します。また、アルコールや薬物などの有害物質を無毒化し、体外に排出する解毒作用も重要です。
肝の重要な機能の一つは血液の貯蔵と調整です。肝は血液を蓄え、必要に応じて全身に供給することで、体の状態に応じた血流の調整を行います。肝の血液貯蔵機能が低下すると、「肝血虚(かんけつきょ)」という状態になり、めまいや立ちくらみ、眼精疲労、視力低下、筋肉のけいれん、精神的な不安定さなどの症状が現れます。これは血液不足によって体の各部位に必要な栄養が行き届かなくなるためです。
東洋医学では、肝は五行説において「木」に対応し、春の季節と結び付けられています。肝が樹木のように成長し、外に向かって広がる性質を持つことを象徴しています。春は肝のエネルギーが最も活発になる時期で、この時期に肝の機能が正常であれば、体全体の気の流れがスムーズになり、健康を保つことができます。