20240229 少子高齢化について
おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
日本は少子高齢化が進んでいる国だと言われています。団塊世代が高齢化を迎えて社会全体の構成が大きく変わるので、これから様々な問題が出てくると思われます。地域の活性化が難しくなると思います。私は高齢者が社会参加することはこれからもっと求められると思っています。求められるのは高齢者だけじゃなく、みんながアイディアを出したって行動していくことが求められると思っています。仕事柄、高齢者とお話しをする機会が多いのですが、お話をしていて本当に面白いです。今まで人生の豊富な経験と知識に裏打ちされたお話は説得力があります。若い世代と交流することは解決できる問題や無くなる問題は多いと思います。そのためにもまずは社会参加、そのためにも健康だと思うのです。単なる支援ではなくそこから一歩進めための共通認識が求められると思います。
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日の東洋医学 心火亢盛(しんかこうせい)と更年期
更年期における「心火亢盛」は、不眠や多夢の原因として東洋医学で重視されています。この時期、ホルモンの変動やストレスが影響し、心の火が過剰に高まることがあります。心は、神(精神)を宿すとされ、心の火が過剰になると精神が不安定になります。この状態が「心火亢盛」と呼ばれ、心火が過剰になることで心神が安定せず、夜にリラックスできずに不眠が生じやすくなります。さらに、眠りが浅くなるため、多くの夢を見ることが増えるのも特徴です。
更年期には、体内のホルモンバランスが大きく変化します。特に陰陽のバランスが崩れやすく、陰が不足しがちです。陰が不足すると、火を抑える力が弱まり、心火がさらに高まります。これは体内の冷静さを保つ陰の要素が減少し、心の火が暴走しやすくなるからです。心火が高まると、心神が落ち着かず、睡眠の質に大きな影響を与えます。これにより、入眠困難や中途覚醒が起こりやすくなり、情緒不安定やイライラ感も増し、日中の生活にも支障をきたすことがあります。
この状態を改善するためには、心の火を鎮め、心神を安定させることが重要です。リラックスする習慣を持ち、心の陰を養う食事や生活を心がけることが効果的です。例えば、温かい食材や滋養のある食事を取り入れることで、心の陰を補うことができます。また、経穴の刺激も有効です。「神門(しんもん)」や「内関(ないかん)」といった経穴を刺激することで、心火を鎮め、睡眠の質を改善することが期待できます。これらの方法を取り入れることで、心の健康を守り、より良い睡眠を得ることができると考えられます。心火亢盛による不調を和らげるためには、心身のバランスを整えることが重要です