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20240306 ポジティブ・ネガティブ

おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。

ポジティブであることは、とても大事なことです。最近自己啓発系の本をよく読むのですが、「ポジティブであれ」のオンパレードだと思います。ポジティブであることは成長するための前提だと思います。私は成長をするべきだと思っています。だから、自己満足的に同調していることが多いです。
そんな私ですが、どの自己啓発系の本が良いかと人に聞かれると簡単にオススメ出来ないです。理由はいくつかあります。人それぞれだからというのもあるし、こっちが教えて欲しい部分もあります。しかし一番の理由は心のどこかで「ポジティブであればそれでいい」と思えないからです。それが出来ないこともあるよねって思っているからだと思います。正確にはポジティブになれない人を否定しているような側面があるからだと思います。
私は、目標に向けてどんどん進める人もそうじゃない人も、どちらも好きです。
ポジティブであることはとても素晴らしいことだと思うのですが、ポジティブになれない人もそれははそれでいいと思うのです。ポジティブになれない自分も私の一部だと思っています。

おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。

今日の東洋医学 心腎不交

心腎不交は、東洋医学における重要な概念で、心(心臓)と腎(腎臓)のエネルギーの調和が崩れている状態を指します。この状態では、心の火(陽)が過剰に活性化し、腎の水(陰)が不足しているため、心と腎のバランスが失われています。この調和の乱れは、身体と精神にさまざまな影響を及ぼします。

心は精神活動を司り、感情や思考の基盤となる役割を果たします。一方、腎は生命力や基礎的なエネルギーを支え、身体の冷却や滋養を行います。通常、心火は腎水によって適度に抑えられ、心と腎は協調して働くことで、身体と精神の健康が維持されます。しかし、心腎不交ではこの調和が乱れ、心火の過剰が動悸や不安感、焦燥感といった症状を引き起こします。これにより、精神的に落ち着かず、イライラしやすくなり、生活の質に影響を与えます。

腎水の不足は、体を冷やす力が弱まり、冷えやのぼせを感じやすくします。この不均衡により、体のさまざまな部位で不快感や痛みが生じることがあり、日常生活に支障をきたすことがあります。

この状態を改善するには、心の火を適度に抑え、腎の水を補うことが必要です。治療法として、生活習慣の見直しや専門的な施術、食事療法が役立ちます。また、経穴(ツボ)の刺激も効果的です。

例えば、心の火を抑えるために「神門(しんもん)」や「内関(ないかん)」を刺激し、腎の水を補うために「太渓(たいけい)」や「湧泉(ゆうせん)」を活用します。これらの経穴を適切に刺激することで、心と腎のエネルギーが再び調和し、身体と精神の健康が回復します。リラクゼーション法や瞑想も心を落ち着ける手段として有効です。心腎のバランスを整えることで、より健やかな日常を取り戻すことができるでしょう。

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