前鋸筋
前鋸筋
- 起始: 第1〜9肋骨
- 停止: 肩甲骨の内側縁前方
- 作用: 前鋸筋は、肩甲骨の外転、上方回旋に作用しています。具体的には、肩甲骨を前外方へ引く、肋骨挙上(上肢固定下)、下角を前外方に引き肩甲骨を回転させる(上方回旋)、挙上した上腕をさげる(下部筋束に拮抗する)。
- 神経支配: 長胸神経(C5・6・7)
前鋸筋は、肩甲骨の動きを制御する重要な筋肉で、特に肩甲骨の外転と上方回旋に関与します。これにより、上肢の動きが広がり、より広範囲の動作が可能になります。また、前鋸筋は、肩甲骨を胸壁に固定し、肩関節の安定性を高める役割も果たします。