20240330 雪解け
おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
すっかり、雪が溶けて嬉しいです。今年は一気に春が来た感じがします。当たり前の話なのですが、雪の量を計測する場合、降雪量と積雪量の二つがあります。あまり意識していなかったけれど、降雪量が同じでも積雪量が多いと交通にストレスを感じるそうです。どういうことをいうかと言うとシーズンを通してちょっとずつ降るより、まとめて降ると積雪量が増える(時期が発生する)そうです。今年は確かに一気に降るときが多かった気がします。しかし、今は春です。もうすぐ新年度も始まるし、頑張りたいと思っています。よろしくお願いします。
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日の東洋医学 肝血虚と冷え
肝血虚と冷えは、東洋医学において密接に関連する概念であり、肝臓の機能と血液の流れが体温に与える影響が大きいです。肝血虚とは、肝臓での血液生成が不足している状態を指し、これによりエネルギーが不足し、疲労感やめまい、皮膚の乾燥などの症状が現れます。肝は身体の血液を貯蔵し、調整する役割を果たしているため、肝血が不足すると、全身の温める力が低下し、冷えを引き起こす要因となります。
冷えは、体温が正常よりも低下し、特に手足や腰などの末端が冷たく感じる状態です。冷えがあると血行不良や代謝の低下を引き起こし、体調不良をもたらします。肝血虚の状態では、血液の生成が減少し、血流も悪化するため、末端への血液供給が減り、手足が冷たくなることが多くなります。この血行不良は冷えをさらに悪化させ、全身のエネルギーが不足することになります。
肝は気の流れにも関与しており、肝血虚により気の流れが滞ると、体のエネルギーが循環しにくくなります。これが冷えを引き起こし、内臓や筋肉の働きが低下することに繋がります。また、ストレスや不規則な生活習慣も肝血虚を引き起こし、冷えを助長します。ストレスがかかると肝の機能が低下し、血液の生成が不足することで、冷えが生じやすくなります。
このような状態を改善するためには、経穴(ツボ)の刺激が非常に効果的です。例えば、「肝兪」は肝の機能を活性化し、血液の流れを改善するために重要なツボです。また、「足三里」は全身の気血を補う効果があり、冷えの改善にも役立ちます。さらに、「腎兪」は腎の機能を高め、身体の温め作用を助けるため、肝血虚と冷えの改善に寄与します。