20240713 ブラタモリ的なお話
おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
個人情報なのであまり言いたくないのですが、私は旧定山渓鉄道の線路の横に住んでいます。住みだしたころ、その道路の曲線が不自然に思えて調べてみたら昔の線路の跡だと分かりました。それまで私は、札幌駅から定山渓まで電車が走っていたなんて知りませんでした。地下鉄の南平岸駅から真駒内はそのころの線路の跡地を利用しています。私は南平岸駅の近くの治療院まで定山渓鉄道の線路の跡を歩いて通勤しています。
その昔、定山渓鉄道は定山渓温泉までお客さんを運んでにぎわっていたそうです。戦争中は物資を運んでたとWikipediaに書いてありました。その後少しずつ乗客が減って、それと同時に札幌オリンピックをの時に地下鉄を作ることになり定山渓鉄道から札幌市に路線の土地が売却さされて今に至るとか。うろ覚えですが、定山渓鉄道の路線は他に案があったのですが、豊平川の氾濫を避けるために、かといってあまり離れすぎるとアップダウンがあるし、で扇状地の一番端っこが選ばれたとか。(土地の所有者の意見とかもあったような気がする。)Wikipediaによると月見電車なるツアーもあったとか(面白そう)。今はメインの通りから少し離れた道路ですが、色んな人の意見や思惑、ドキドキワクワクなんかがその時はあったのかなと想像したら面白いです。
ところで、札幌の地下鉄はゴムタイヤを使っていますが、これは割と珍しいタイプなんだそうです。(マニアなことを言うと札幌の地下鉄な独自の構造をしているそうです)。ゴムタイヤを選んだ理由はネットによると、平岸から南平岸にかけて地上に登る坂を登るためなのだそうです。(上の写真を参考にしてください)平岸から南平岸のところは急に明るくなるのでファンが多いと思います。以前は私自身ドキドキしていました。地下鉄の運転手も平岸から南平岸にかけて好きだと言っている人が多いそうです。私自身はその後、通勤で毎日地下鉄を使うようになって、そのドキドキも忘れて見向きもしないでいました。(今、思えばもったいない)。今はその区間を毎日歩いて通っています。毎日歩いていると、必ず地下鉄が横を通ります。私は地下鉄が走る音が好きでして。夜、治療院の窓を開けていると時々地下鉄の音が聞こえてきます。そんな時に、ああ良いところを職場に選んだなと思うのです。
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日の東洋医学 脾陽虚(ひようきょ)
脾陽虚は、脾の陽気が不足している状態であり、脾は消化吸収や栄養の運搬、さらには水分の調節に重要な役割を果たしています。脾の陽気が不足すると、これらの機能が低下し、さまざまな不調が現れます。
まず、脾の陽気は食物を消化し、栄養を吸収するために必要なエネルギーです。陽気が不足すると、食物の消化が不十分になり、栄養素の吸収が減少します。これにより、体内のエネルギーが不足し、疲労感や倦怠感が生じます。特に、消化器系の働きが低下することで、食欲不振や腹部の不快感が現れます。
次に、脾は水分の代謝にも関与しています。陽気が不足すると、脾の機能が低下して水分の運搬や排出がうまく行われなくなります。これがむくみや下痢の原因となります。特に、脾陽虚の場合、下痢は水分が多く含まれることが多く、消化吸収が不十分であることを示しています。また、体内の水分バランスが崩れ、冷え症や手足の冷たさを感じることが増えます。
さらに、脾陽虚は体全体の温める力が弱まるため、全身が冷えやすくなります。陽気は体を温める役割を持っているため、陽気が不足すると体温が低下し、手足が冷たく感じることがあります。また、脾陽虚は免疫機能にも影響を及ぼし、感染症にかかりやすくなることもあります。
脾陽虚の原因には、慢性的なストレスや過労、不規則な食生活、冷たい飲食物の摂取、病気や手術後の回復期などがあります。これらの要因が重なることで、脾の陽気が消耗し、機能が低下します。
このように、脾陽虚は脾の陽気が不足することによって、消化吸収や水分代謝、体温調節がうまく行われなくなり、さまざまな不調が引き起こされる状態です。