おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
きっと、病院あるあるだと思います。痛いから病院受診して検査して、さんざん待たされて最後に「年のせいですね」と一刀両断された。本当によく聞きます。私は「大きな病気が見つからなかったという意味ですよ」とポジティブに返答しています。イラつく気持ちは分かるけれど、本当にそう思っています。ただ、年が痛みにどう影響するのか興味があったので調べてみました。調べてみたら面白かった。良かったら読んでみてください。
年を取りたいかと聞かれて、年を取りたいですという人はまずいないです。しかし一方で、私自身は年齢を重ねることは嫌いじゃありません。昔の自分は懐かしいが、戻りたいとは思いません。でも、やっぱり年は取りたくない。自分でも何が言いたいかよくわかりません。これが年をとるということなのか。
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日の東洋医学 肺脾気虚
肺脾気虚は、肺と脾の気が不足している状態であり、これにより体全体のエネルギーが低下し、さまざまな症状が現れます。この状態の機序について詳しく説明します。
まず、肺の機能について考えます。肺は呼吸を通じて酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出する役割を担っています。また、肺は「気」の生成にも関与し、体内の気を分配する重要な役割を果たします。さらに、肺は外界との関係を持ち、風や寒、湿などの外邪から体を守る防御機能も果たしています。肺の機能が低下すると、呼吸が浅くなり、酸素の供給が不足し、免疫力も低下します。
次に、脾の機能についてです。脾は消化器系の中心として、食物を消化し、栄養を吸収する役割を持っています。脾はまた、血液や体液の生成にも関与し、体内の水分バランスを調整します。脾の機能が低下すると、消化吸収が不十分になり、栄養不足や水分の滞留が引き起こされます。これにより、気の生成が減少し、体全体のエネルギーが不足します。
肺脾気虚が進行する際の機序は、まず肺の機能が低下することによって外界からの気の取り込みが不十分になる点です。これにより体内の気が減少し、全身が疲れやすくなります。また、脾の機能が低下すると、食物からの栄養の吸収が不十分となり、これも気の不足を引き起こします。肺と脾は相互に関連しており、肺の気が不足すると脾の機能も影響を受けますし、逆に脾の機能が低下すると肺の防御機能が弱まり、外邪に対する抵抗力が低下します。このように、肺脾の機能は相互に依存しており、一方が弱まることで他方にも悪影響を及ぼします。
肺脾気虚は、肺と脾の機能が低下し、気の生成と分配が不十分になることで引き起こされる状態です。この機序を理解することで、適切な治療法や生活習慣の改善が可能となり、症状の軽減や健康の維持が期待できます。治療においては、気を補い、肺と脾の機能を調整することが重要です。