おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
ここ数日、オリンピックのことしかブログにしていない私ですが、スポーツ嫌いな時があったことを思い出しました。あれは働き始めたころだったような気がします。ちゃんと覚えていないのですが、あの頃の私は「勝ち」と「負け」を見るのが嫌だったのだと思います。歴史とは勝者の記録、銀メダルは負けても取れるメダル、日本で2番目に高い山を知ってますか?この辺の言葉は今も苦手です。オリンピックが始まると、世の中は金メダルで出来てるのかというくらい同じ映像が流れて違和感を覚えます。日本人は勝たないとダメなのか?日本人が勝てば良いのか?その感覚は今もあります。なんとなくですが、子育てをする中で、色んなスポーツを見ることが増えて感じ方が変わっていった気がします。いつのころからか、いい試合を見れたら勝者の国籍は関係ない、誰かは必ず金メダルを取るのだ、トーナメントに出場したら半分は初戦敗退なのだ、と思うようになってスポーツ観戦を楽しめるようになった気がします。
昨日は阿部詩選手の負けとその後の号泣は驚きました。金メダルを目指すってこういうことなんだなと思いました。相手はそのまま勝ち進んで金メダルを取ったと聞いています。弱いから負けた、油断したから負けた、といった意見もあると思うけれど、相手が強かったから勝ったと言いたいし、私は勝った相手を称えたいです。時差があるからリアルタイムで見ることは限られてくるけれど、色んな刺激がもらえそうで楽しみです。
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日の東洋医学 津液(しんえき)
津液(しんえき)は、中医学において体内の水分や潤いを指し、健康維持に不可欠な要素とされています。津液は、体内のさまざまな組織や臓器に栄養を供給し、潤滑作用を持つことで、正常な生理機能を支えています。
津液は、体の「気」(エネルギー)や「血」とともに相互に作用し、体内のバランスを保っています。津液が不足すると、体内の潤いが失われ、さまざまな症状が現れることがあります。たとえば、乾燥肌、口渇、喉の乾燥、便秘、尿の濃縮などが挙げられます。また、津液の不足は、内熱を引き起こし、体内のバランスを崩す要因ともなります。
津液が不足する原因には、過度なストレス、生活習慣の乱れ、食事の不摂生、慢性的な病気などがあります。特に、熱を持つ食べ物や刺激物の摂取は、津液の消耗を招くことがあります。
津液を補うための治療法としては、経穴へのアプローチが重要です。例えば、「肺兪(はいゆ)」や「腎兪(じんゆ)」などの経穴が津液の生成や補充に寄与します。肺兪は呼吸器系を整え、津液の生成を助け、腎兪は腎の機能を強化し、体内の水分バランスを保つ役割があります。
さらに、生活習慣の見直しやストレス管理も大切です。適切な水分補給や、体を冷やさない温かい食事を心がけることで、津液の不足を防ぎ、健康を維持することができます。津液のバランスを保つことで、全体的なエネルギーや免疫力が向上し、より良い健康状態を得ることが可能です。