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20240905 ガードと距離

おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするために全力を尽くします。どうぞよろしくお願いいたします。

患者さんとお話をしていると本当に勉強になります。特に自分より年配の方とお話をしていると、本人はなんとも思っていないだろう一言が「うーん」となることが度々あります。「うーん」の理由は色々あるけれど、一番はその人のバックボーンとその一言が一緒になっていると思います。寝る前に必ず本を読むと言われただけで、その人だけの静かな時間を私も感じることが出来て、そういうのが会話の醍醐味だと思っています。若い人と話をして思うのは、荒削りな言葉の向こうにある未来です。自分もこんな時代があったのだろうかとも思うし、もっともっとバカだった気もします。いずれにしても人間関係とは会話だと思います。何か余計なことを言えばハラスメントと言われる昨今ですが、そうなる背景に文章だけを追いかけて、好きに切り取ってしまうからではないでしょうか?誤解を招くような表現をすることはもちろんダメだと分かりますが、その前にその人を知ろうとする姿勢が大事なのではないかと考えます。最近私は、自分と違うカテゴリーの人間と話すことに臆病になる人が多いと感じます。そうなることで余計にギクシャクしているのではないか?それってもったいないと思っています。少しガードを下げて向こうを見てみてもいいのでは。どう思いますか?

少なくとも、鍼灸院での治療効果を最大化するためには、患者との信頼関係を築くオープンで親身な対話が重要です。プライバシーを尊重することはもちろん大事ですが、対話をさける社会は私にとって異質です。対話は安心感につながると思うし、安心感はそのまま治療効果に直結します。攻撃する前に攻撃するのはもちろん普通なのですが、私にとってはオープンなコミュニケーションは患者さんの健康をサポートするための前提条件です。治療院に限った話じゃないと思うのです。

おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。

今日の東洋医学

裏寒実(りかんじつ)は、東洋医学において体内に寒気が侵入し、内部でのエネルギーの流れが滞る状態を指します。この状態は、外部からの寒邪が体に入り込み、内臓や体の深部に影響を与えることによって引き起こされます。

裏寒実の主な症状には、腹部の冷感、腹痛、下痢、便秘、さらには体の倦怠感や冷えを感じることが含まれます。特に、消化器系に影響を及ぼすことが多く、食欲不振や消化不良なども見られることがあります。体が冷えることで、血液の循環が悪化し、全身のエネルギーが不足するため、体調が優れなくなることが多いです。

治療法としては、体を温めることが基本です。温熱療法やお灸、温かい食事(特に消化に良いもの)が推奨されます。また、ストレスや過労も裏寒実を悪化させる要因となるため、リラクゼーションや適度な運動も重要です。

裏寒実は、放置すると慢性的な不調につながることがあるため、早期の対処が望まれます。日常生活においては、冷えを避けるための工夫や、体調に応じた生活習慣を心がけることが重要です。これにより、裏寒実のリスクを軽減し、健康を維持することができます。

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