20240905 ガードと距離
患者さんとお話をしていると本当に勉強になります。特に自分より年配の方とお話をしていると、本人はなんとも思っていないだろう一言が「うーん」となることが度々あります。「うーん」の理由は色々あるけれど、一番はその人のバックボーンとその一言が一緒になっていると思います。寝る前に必ず本を読むと言われただけで、その人だけの静かな時間を私も感じることが出来て、そういうのが会話の醍醐味だと思っています。若い人と話をして思うのは、荒削りな言葉の向こうにある未来です。自分もこんな時代があったのだろうかとも思うし、もっともっとバカだった気もします。いずれにしても人間関係とは会話だと思います。何か余計なことを言えばハラスメントと言われる昨今ですが、そうなる背景に文章だけを追いかけて、好きに切り取ってしまうからではないでしょうか?誤解を招くような表現をすることはもちろんダメだと分かりますが、その前にその人を知ろうとする姿勢が大事なのではないかと考えます。最近私は、自分と違うカテゴリーの人間と話すことに臆病になる人が多いと感じます。そうなることで余計にギクシャクしているのではないか?それってもったいないと思っています。少しガードを下げて向こうを見てみてもいいのでは。どう思いますか?
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