睡眠障害について

www.daiichisankyo-hc.co.jp

はじめに

特徴: 睡眠不足の人は日中の眠気、吐き気や頭痛、イライラ、不機嫌、集中力の低下、ストレスや不安の増加、体重の増加、性欲の減退、免疫力の低下などの症状が見られます。
影響: 睡眠不足は免疫力の低下を引き起こし、風邪や肺炎のリスクを高めるほか、心臓病、肥満、2型糖尿病、うつ病などのリスクも増加します。
睡眠負債: 慢性的な睡眠不足が蓄積されると、心身に支障をきたす状態を『睡眠負債』と呼びます。これにより、認知力や判断力の低下、不安定な感情、抑うつ状態などが引き起こされます。
経済的影響: 日本では睡眠不足による経済損失が年間約15兆円に上るとされています。
健康リスク: 睡眠不足は糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病やうつ、認知症などのリスクを高めます。

睡眠障害の分類

高齢者の三割が睡眠に問題を抱えていると言われています。

眠れない（入眠障害）
途中何度も起きる（中途覚醒）
早く起きてしまう（早朝覚醒)

三種類に分類されますが、重複して症状が出ることも多いです。

睡眠障害の原因と対策

夜に寝れないのは、体内時計の狂いが原因と言われています。
特にメラトニンという睡眠を促すホルモンが注目されています。夜中にメラトニンが分泌されるには、昼間にセロトニンという別のホルモンが多く分泌される必要があります。セロトニンは日光を浴びたり、リズミカルな運動をすることで多く分泌されると言われています。
朝の散歩はセロトニンを多く分泌させて夜の入眠を促すために理想的と言えます。

朝、早くに起きてしまう人は体内時計を遅らせる必要があるので、朝の散歩を遅らせたり、サングラスをかけるなどして調節するのがいいです。

睡眠障害の多くはストレスとライフスタイルの乱れが原因になることが多いです。
最近はコロナ禍の影響で生活環境が大きく変化したことでストレスが増えていると指摘されてます。
高齢者はストレスの影響を受けやすいと言われています。必要な睡眠時間は年齢を重ねることで減少するともいわれています。
寝れない時に無理に寝ようとするとイライラして余計に眠れなくなることも。一度、寝床から離れてみてください。

睡眠不足の解消法

www.philips.co.jp

適切な睡眠時間: 自分にとって適切な睡眠時間を知ることが重要。
質の良い睡眠: 快適な睡眠環境を整えることが大切。
生活リズムの調整: 起床時間を基準に就寝時間を調整する。
睡眠効率の確認: 睡眠効率が85％を下回らないようにする。
条件づけ: 寝室や布団は寝るための場所と認識させる。

www.daiichisankyo-hc.co.jp

睡眠の重要性

脳と体の修復: 睡眠は脳や体の疲れをとり、体の修復や回復に不可欠。
記憶の整理: 睡眠中に記憶の整理や定着が行われる。
成長ホルモンの分泌: 深いノンレム睡眠時に成長ホルモンが分泌される。
免疫機能の向上: 睡眠時に免疫機能を高めるサイトカインが分泌される。
健康維持: 睡眠は心身の健康を支える重要な要素。

睡眠負債の影響

心身への影響: 慢性的な睡眠不足が蓄積されると心身に支障をきたす。
認知機能の低下: 睡眠負債により認知力や判断力が低下。
感情の不安定化: 睡眠負債が不安定な感情や抑うつ状態を引き起こす。
生活習慣病のリスク: 睡眠負債が肥満や糖尿病、高血圧などのリスクを高める。
経済的損失: 睡眠負債による経済損失が大きい。

健康への影響

免疫力の低下: 睡眠不足が免疫力を低下させ、感染症のリスクを高める。
生活習慣病のリスク: 糖尿病や高血圧、脂質異常症などのリスクが増加。
精神的健康: 睡眠不足がうつ病や不安障害のリスクを高める。
肥満のリスク: 睡眠不足が食欲ホルモンの乱れを引き起こし、肥満の原因となる。
長寿への影響: 適切な睡眠時間が寿命に影響を与える。

まとめ

睡眠障害に対する鍼灸の効果は、現代の多くの人々にとって注目されています。鍼灸は体を内側から整えることで、心身のリラックスを促進します。特に、不眠症の改善にはツボを刺激することで、リラックスしやすい状態を作り出します。また、ストレスの軽減にも効果があり、精神的な安定をもたらします。さらに、鍼灸は副作用が少なく、睡眠薬のような化学的な治療では得られない自然なアプローチが可能です。鍼灸は睡眠の質を向上させ、快眠を促すための有力な選択肢となります。

おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。