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最新おからだ治療院

不眠やイライラ、気分の落ち込みに効果的なセルフマッサージのポイント

首のこりや胃の痛み、不眠など、日常的に感じる不調はツボを刺激することで改善できます。押しやすく、効果的なツボを紹介します。

そもそもツボとは何か。

東洋医学では、気、血などが生命活動を支えています。気と血の通り道が経絡であり、ツボは全身に14本存在する経絡上の体表面に位置しています。不調があると、そこに何らかの異常が現れ、治療のポイントとなります。

14本の経絡はそれぞれ内臓と関連しているため、関連するツボを刺激することで不調が和らぎます。これらのツボはセルフケアとしても取り入れられるので大変便利です。

誰でも見つけやすく、効果を感じやすいツボを紹介しますので健康維持に役立ててください。

ツボの探し方と押し方について

ツボの位置はおおよそ決まっていますが、個人差や左右差があるため、同じ人でも体調によってツボの位置が少し変わることがあります。

ツボを刺激する際は、毎回、周囲の皮膚と異なる色や硬さ、むくみ、くぼみなどのポイントを探してみてください。ツボに当たると、心地よさを感じたり、痛みが和らいだり、じんわりと響く感覚をご自分でも感じてください

空腹時や満腹時は避け、5〜15秒ほど押してみましょう。指で軽く押し、周囲の皮膚ごと動かすように回すのを3〜5回行うのも効果的です。筋肉を刺激したり、こりをほぐしたりする際は、人さし指、中指、薬指の3本を使ってください。細い骨と骨の間やくぼみのあるツボは、指1本の腹で優しく刺激します。ご自分で体調に合わせて刺激量を調整すると良いでしょう。

不眠

よく眠れないときには、「失眠」が特に効果的です。指で押すだけでなく、ゴルフボールなどを使って踏んで刺激するのも良いでしょう。冷えて寝付けない場合は、血流を促す「照海」を、体がだるくて眠りが浅いときは緊張を和らげる「申脈」を試してみてください。どのツボも、温めることでさらに効果が得られます。

イライラ

イライラを感じるときには、「十宣」が効果的です。対人関係のストレスやホルモンバランスの乱れからくるイライラを和らげ、自律神経の働きを整え、更年期のほてりを鎮める効果もあります。指を1本ずつ、反対の手の指の爪を立てて刺激してみてください。

気分の落ち込み

気分が落ち込むときには、「神門」が効果的です。このツボは、落ち込んだり不安を感じたりしたときに気持ちを安定させてくれます。不眠や動悸、息切れ、緊張、ストレスによる便秘にも効果があります。また、心配事が多くて考えがまとまらないときにもおすすめです。

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