
おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
今日から、アメリカではワールドシリーズが日本では日本シリーズが。明日は選挙が。横浜ではマラソンやライブもあるとか。忙しい週末ですね。
街を歩いていると紅葉が進んでいるので明日は散歩しようかと思っています。オススメがあれば教えてください。
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日の自律神経について
片頭痛の治療において、自律神経機能、特に交感神経の役割が注目されています。研究によると、片頭痛患者は発作間欠期において交感神経機能が低下しており、安静時の血中ノルアドレナリン濃度が低いことが示されています。また、体位変換に伴う交感神経反射も弱く、denervation hypersensitivityも認められます。
鍼治療は、片頭痛患者の脳血流に与える影響が確認されており、特に疼痛関連領域の血流を増加させる効果があります。この効果は健常者よりも顕著であり、持続性もあることが分かっています。鍼治療は、交感神経機能の改善、ニューロペプチドの正常化、一酸化窒素産生の調整を通じて自律神経系の異常を是正し、片頭痛発作の予防に寄与すると考えられています。
臨床試験では、鍼治療を受けた片頭痛患者において、頭痛日数、頭痛スコア、鎮痛薬の使用量が有意に減少したという結果が出ています。また、鍼治療群では脳血流の変化や瞳孔反応性の改善など、自律神経系の変化も観察されています。
これらの結果から、鍼治療は自律神経機能を調整し、片頭痛の予防に効果がある可能性が示唆されています。しかし、鍼治療の長期的な予防効果や詳細な作用機序については、さらなる研究が必要です。
