おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
数日前の話になるのですが、私の誕生日がありました。子どものころは誕生日が楽しみでした。大人になるとどうでも良くなって、いつしかまた一つ年をとる残念な日になりました。最近は両親が自分を産んでくれた日なんだなと思うようになりました。ちょっと前に、とある芸能人が自分の誕生日について「おめでとうと言われても、自分が何かしたわけじゃなくて」といったことを言っていて、何を言っているのかサッパリ分からなかったけれど、今にして思えばあれは両親に対する感謝の気持ちだったのだろうと推測しています。気がついたら両親と過ごした時間よりも、それ以外の時間の方が長くなりましたが、今でも両親から学ぶことは多いし、あの頃の両親と今の自分を比べて反省することも多いです。ありがたい存在です。こんな風に感心なことを言えるようになったのは割と最近で、最初からそうしておけば良かったのだけれど、それが出来たら今頃自分も大谷翔平ですね。
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日の自律神経について
辺縁系と自律神経系は、ストレス応答において非常に重要な役割を果たしています。心理的ストレスが加わると、辺縁系の扁桃体や海馬がその情報を処理し、視床下部を介して自律神経系を活性化します。このプロセスにより、ストレス反応が引き起こされます。
ストレス負荷時には、大脳皮質や辺縁系、間脳、脳幹の特定の神経細胞が興奮し、末梢自律神経系への出力が増加します。具体的には、交感神経-副腎髄質系が活性化し、血中のエピネフリンやノルエピネフリンのレベルが上昇します。特に、扁桃体内側核は自律神経中枢として機能し、視床下部の諸核への情報伝達を通じてストレス応答を制御します。
性ホルモンであるエストロゲンは、ストレス応答を抑制的に調節する重要な役割を担っています。エストロゲンは交感神経系と副交感神経系のバランスに影響を与え、ストレス負荷時の生理的反応を減少させることが知られています。
これらの知見は、ストレス関連疾患の予防や治療法の開発に大いに役立つ可能性があります。例えば、扁桃体内側核への深部脳刺激術や経頭蓋磁気刺激といった脳刺激法、さらにホルモン補充療法や選択的エストロゲン受容体調節薬の開発が新たな治療法として期待されています。
今後の課題としては、ストレス応答に関わる神経回路の詳細なメカニズムの解明、エストロゲンによるストレス応答調節の分子経路の解明、遺伝的要因や環境要因の影響の検討が挙げられます。