きのう何食べた?というドラマがあって毎週見ています。
私はドラマというのが苦手です。無駄に感情をかきむしられるのが不快です。その点、このドラマはほのぼの平和で安心です。
このドラマは男性同士のカップルの話でそこも新鮮です。自分では性の多様性に対してリベラルだと思ってます。しかし一方でLGBTの友人がほとんどいないので良く分からないというのが実情です。当事者に聞くのが良いんだろうけど、何に傷つくのが良く分からない。傷つけたくはない。何となくそのままにしておいて、時間が解決するだろう。そんな感じでした。そのドラマを見ていると何か普通だなと思うようになりました。そりゃそうですよね。言葉でこういうものだよと言われるじゃなく、ああこういう感じなんだと思えました。こういう機会が増えると良いと思います。
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日のコラム 痛みについて
痛みは、組織損傷の検出と警告という重要な生物学的機能を持ち、回避行動や保護行動を引き起こすことで、生物の生存に不可欠な役割を果たしています。痛みは感覚的側面と情動的側面を含み、これらが相互に作用することで効果的に機能します。感覚情報は損傷部位を特定し、情動情報は注意を引き、行動を促します。扁桃体などの情動関連領域は、痛みの情動的な側面を処理し、前帯状回や島皮質へ出力することで、適切な行動反応や自律神経反応を制御します。
また、痛みは単なるシグナルに留まらず、損傷後の長期的な行動変容にも影響を及ぼします。進化的に見ると、組織損傷を検出し警告する機能は生物の生存に不可欠であり、この機能を持つ生物が選択的に生き残ってきました。痛みの原始的な形態は進化の古い段階で獲得され、感覚的・情動的な側面の両方がこの機能を効果的に発揮するために進化してきたと考えられています。
このように、痛みは組織損傷の検出から行動変容に至るまで、複雑で重要な役割を担っています。この理解を深めることは、痛みの管理や治療法の向上に繋がるでしょう。