血圧って何ですか?
血液が血管の壁を内側から押す力の強さのことです。
血圧に二種類あるのは何故ですか?
- 心臓は血液を血管に送り出すために、収縮したり拡張したりします。
- 収縮したときは血管を押す力が強くなるため、上の血圧または収縮期血圧と言います。
- 拡張したときは血管を押す力が弱くなるため、下の血圧または拡張期血圧と言います。
高血圧とは?
- 医療機関で高血圧と診断されるのは上が140mmHg以上、または下の血圧が90mmHg以上の場合です。(覚え方のゴロは「医師はまた苦労する」だそうです。医師→140、また→または、苦労→90)
- どちらか一方でも基準を超えていれば高血圧と診断されます。
- 高血圧は国民病ともいわれていて、全国に4300万人いると推計されています。70代は男性の約8割、女性の約7割が高血圧と言われています。
年齢を重ねると血圧は上がるのですか?
- 全員が上がるとは限りませんが一般に高くなる傾向です。これは血管の壁が硬くなってくるためと言われています。
- 塩分やアルコールの過剰摂取、その他運動不足や肥満などは、血管を傷めて高血圧につながると言われています。
病院で高血圧と言われたけれど特に自覚がない場合に心配する必要がありますか?
- 血管は圧力に対して痛みを感じないので血圧が高くても自覚症状はありません。
- 高血圧は命に係わる重大な病気を引き起こす場合もあるので要注意です。
- 特に注意が必要な臓器は脳と心臓と腎臓です。これらの臓器は細い血管が多く、高血圧の影響を受けやすいと言われています。
血圧のコントロールは病気予防につながります!
日頃の生活から血圧のコントロールを意識することで健康維持に努めましょう。