私はネットとはマイノリティのためにあるものだと思っています。
以前は情報を発信できるのはマスメディアだけでした。情報はマスメディアの専売特許で、みんながそれを追いかけていたと思います。中央にマジョリティがいてその周囲にマイノリティがいる。社会全体の構造がそうだったのだと思います。マジョリティが普通でマイノリティが普通じゃない。今より同調圧力が強烈だったと思います。
私はみんなで一致団結するのがダメだとは思わないし、バラバラで好き勝手やるのがいいとも思いません。ただ、社会全体で自分がよりマジョリティになれるかを競っていたように振り返っています。あの時のマジョリティとか普通とは何だったのだろうかと思う時があります。
私は全ての患者はマイノリティだと思います。いつかは誰もが患者になるのだから全員がマイノリティ予備軍です。そう考えるとマジョリティってだれのことなのだ?普通って幻想なのではと思うのです。そんな幻想に向かって努力したのは何故か?それはいつかマジョリティがいいことしてくれると期待していたからではないかと思うのです。
私はマジョリティが何かしてくれるという幻想から離れて、一人ひとりが一人ひとりのために社会貢献する時代になってきていると思います。そもそもマジョリティもマイノリティもない時がいつか来るかもしれない。みんなちがってみんないい。本当にそう思います。自分と異質な存在に受け入れられるかどうかは、その人の成熟度だと思います。日本の社会全体が成熟していくべきだと思っています。
そんな風に考える私にとってインターネットはとても相性がいいのです。だから、これからも少しずつだけれど発信していきます。
ネットでまめまめしく更新していると暇だなと思う人もいます。(ここまで読んでいただいたあなたは違うと思います)しかし、私にとってインターネットの恩恵を授かることは大事なのです。