
おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
本日の道新で稲垣諭(いながきさとし)さんという哲学者が「くぐり抜け」について語っていました。面白かったです。他人を理解するのは無理だけど、理解しようとすることが大事だとあり(まあ、それは誰でも言えるんだけど)、実際はみんな相手を理解しているようで理解出来ていない。そこで出てくるのが「くぐり抜け」という考え方です。哲学者の言うことだから、分かりにくい。その人と交流することで「自分が変わったかどうかを基準にする」とあったので、それをヒントに考えると、その人(の考え方や信条)をフィルターのように通り抜けてみろという意味なのかなと考えています。通り抜けて自分がどうなったか調べる。こう考えると、「くぐり抜けろ」の言葉の中に反省だったり振り返りの要素もあって面白いと思いました。世界の紛争のニュースを見ると暗い気持ちになるけれど、暗くなるのはくぐり抜けたからだと思うし、「意味わからない」で終わらせるのは「くぐり抜け」していない。いつまでも暗い気持ちを引きずるのはそこに踏みとどまっているからで、それはそれで「くぐり抜け」が出来ていない。そんな理解でいます。
僕はNAS DAILYというyoutubeチャンネルが好きです。そのユーチューバーはパレスチナとユダヤの両方にルーツを持つ人なのですが、ちょっと前の本でパレスチナ問題について面白いことを言っていました。もめにもめ続ける理由は「変な話、お互いがお互いを好きだからだ」とのこと。「え?好きなわけないでしょ」と思ったし、今もちゃんとは分かっていないし、その人が間違ったことを言っているのかも知れない。ただ、私なりにそんな考えもあるのかなとは思っています。今思えばくぐり抜けたってことなのだと思います。好きだからだ紛争しちゃうって話、ちょっと「くぐり抜け」してみてください。
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日のコラム 痛みについて
慢性疼痛とは、3か月以上続く痛みで、心や社会の影響も受ける病気です。原因が治っても痛みが続くため、日常生活が大変になります。
この痛みは原因がはっきりしないことが多く、神経の問題や心の状態が影響します。数ヶ月から数年続くことがあり、体が疲れやすくなったり、眠れなくなったりすることもあります。
治療には痛みを和らげる薬や認知行動療法(CBT)を使います。CBTは痛みに対する考え方を変える手助けをします。運動やリラクゼーションも効果的です。
今後は、慢性疼痛の原因を理解する研究が進められており、新しい治療法の開発が期待されています。これにより、慢性疼痛を抱える人たちがより良い生活を送れるようになることが望まれています。
