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20240605 今日は語ります

おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。

マイナス感情とどう向き合うかについて、考えたことはありますか?恥ずかしながら、私は今までマイナス感情と向き合うことはありませんでした。マイナス感情の存在自体にフタをしてきたのだと思います。特に悲しい気持ちと恐い気持ちは無視してきました。自分自身の悲しい気持ちや恐い気持ちから目を背けてきたので、もちろん他人の悲しい気持ちや恐い気持ちも無視していたはずです。フタをしていること自体にもフタをしていました。
そんな私が、フタをしてきたことを見直すキッカケになったのはドキュメンタリー番組です。その中で「悲しみを知ることで心が豊かになった。」という人が出てきました。その方は、以前とても悲しいことがあった人で、説得力がありました。私は悲しむことで心が豊かになると知って、悲しくてもいいという当たり前のことが、今までと違った意味で思えるようになりました。あの時自分は悲しかったんだなとか、自分自身の悲しい気持ちを受け入れる事が出来るようになりました。他人の悲しい気持ちを共有できる下地がようやく出来たのだと思っています。
一方、恐い気持ちにも向き合うようになりました。こちらについては自分の言動を振り返ったときに「なんか違うな」というのが続いたことがあって、その遠因に恐いという気持ちがあると気付きました。フツーに考えてその恐い対象が笑っちゃうくらいどうでもいいことで、恥ずかしくてここで書くことが出来ないくらいなのだけれど、恐いは恐い。ただ、恐いという自分を知ることで楽になりました。恐いという気持ちの強さはすごい大きいと思います。恐いという気持ちを前にして、自分は考えられなくなっていたと自覚できるようになりました。
マイナス感情は少ないほうがいいけれど、全くないのは不自然な気もします。とかくストレス社会と言われ、いかにマイナス感情を最小化するかについての書籍や情報があふれています。それはそれで否定しません。しかし、一方で悲しいことがあるから楽しいこともあるわけだし、恐い感情があるから前に進めることもある、そういった考え方もあっていいのではないでしょうか。少なくとも私はマイナス感情を通して自分自身に対する解像度が上がったように感じています。
皆さんはマイナス感情をどのように捉えていますか?

おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。

今日のコラム 痛みについて

筋・筋膜性の痛みは、筋肉や筋膜に関する痛みで、筋肉を使いすぎたり怪我をしたりすると起こります。この痛みには、筋・筋膜性疼痛症候群や遅発性筋痛(DOMS)が含まれます。

最近の研究では、筋肉の損傷や炎症だけでなく、神経成長因子(NGF)やグリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)という物質が痛みの原因になっていることがわかりました。これらの物質は、痛みを感じる神経を敏感にします。

運動をすると、NGFやGDNFが増え、筋肉の回復を助けたり、痛みを和らげたりする効果があります。リハビリテーションでは、適切な運動を行うことで筋肉の機能を改善し、痛みを軽くすることが目指されています。

これらの知見は、筋・筋膜性の痛みを理解し、治療法を考えるのに役立つと期待されています。

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