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腱板断裂

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腱板断裂とは

肩甲骨と上腕筋をつないでいる腱が切れることです。動かしたときに痛みがでたり、腕が上がらなくなったりします。(中には痛みを感じない場合もあります。)肩関節の奥にある四つの筋肉(棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋)をまとめて腱板と言います。
腱板は解剖学的に狭いところを通過するため、腕を大きく動かすときに引っ掛かりやすくなっています。高齢者だけではなく、テニスや野球など腕を動かすスポーツをする人は若くても腱板断裂になります。その他、転倒などで大きく腕をひねったり、強く打つことで起こることがあります。肩関節の手術の中で腱板断裂は一番多いと言われています。

腱板断裂の治療について

鎮痛薬の内服や肩関節内へのステロイドなどの注射やリハビリによる治療を行います。改善が認められない場合は手術を行います。
内視鏡を使って原因の腱板を縫い付けて手術をします。術後は一月ほど装具で固定をします。早期発見のための注意点ですが、腱板の傷の大きさと痛みは比例しないと言われています。夜中に痛みを感じることが多く、時には睡眠障害も併発します。不安がある人はエコーやMRI検査をすることで断裂の有無を確認するのがいいでしょう。。

予防のために

肩を使い過ぎないことや転倒をしないことが予防につながります。重い物を持つときは手のひらを上にしてわきをしめるように持つと腱板に負担がかからないと言われています。程よく運動やストレッチをすることも予防につながります。

腱板断裂は痛みが出ない場合も多く、状態と症状が比例しない場合もあり判断が難しいと言われています。時間がたっても改善されない場合は専門医によるセカンドオピニオンを求めるのもいいでしょう。

https://find47.jp/ja/i/6h3fv

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