20240509 耳が痛い話
おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
「男らしさ」の問題に向き合う文筆家
清田 隆之
5/8の道新の特集で面白いのがあったので共有します。内容を要約すると、「男らしさってなんだろー」になると思います。筆者は女性の恋愛相談を沢山聞く中で、男性の特有の短所をまとめました。短所の原因を考えた結果、その背景に「男らしさ」があって、その「男らしさ」の原因を考えた。男性は自分の内面(特に弱音や悩み)を語ることが苦手で、そのため自分の内面に向き合わない。そういった内容でした。今と昔で時代が違うし、(私自身も違う)男女も違う、そこに発生する矛盾と対峙することが大切とありました。違和感に向き合う、すれ違いを認識する。などなど。面白いキーワードが沢山ありました。自分自身から逃げちゃだめだと言われているような気がして、だとしたら男女に関係なく人間関係全般に言えると考えます。私の感想は「自分で自分を評価なんかしてないで、向き合え!」でした。こういった話は、タイパが悪すぎるからほとんど見向きもされない(個人の感想です)けれど、大事だと思います。「女性を悩ませる男性の20の特徴」については、逆も結構あるかなとは思いました。ただ、耳が痛い話もありました。特に痛かったのは、上下関係に従順すぎると、イキるくせに行動が伴わない、の2点。イッテー!痛すぎる!それは言わない約束ですよ。
最後に一点だけ指摘したいことがあります。今回は男性が男性の特徴を書いているけれど、女性が女性の特徴を言っていたら、女性が男性の特徴を言っていたら、男性が女性の特徴を言っていたら、それぞれどうなるだろうか?特に男性が女性の特徴を言っていたら、その内容に関係なく、きっと差別になると思います。私はそれぞれ、同じように扱われるのが平等だと思うのですが、どうでしょうか?
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日の東洋医学 脾腎陽虚(ひじんようきょ)
脾腎陽虚(ひじんようきょ)は、脾臓と腎臓の陽気が不足している状態を指し、中医学でよく理解される病態です。この状態が続くと、身体のエネルギーが低下し、様々な不調を引き起こします。
脾は消化器系の機能を担い、食物からの栄養素を吸収しますが、脾の陽気が不足すると消化機能が低下し、食欲不振や食後の膨満感、全身の疲労感が現れます。また、脾機能の低下は血液の生成にも影響を及ぼし、貧血のような症状を引き起こすこともあります。
腎は体内の基本的なエネルギーを蓄える役割を持ち、腎の陽気が虚弱になると冷え性やむくみ、性機能の低下、慢性的な疲労感などが現れます。特に、腎陽の不足は寒さに対する感受性を高め、体温の調節が難しくなります。
具体的な症状には、身体的な冷えや、特に下肢や腰部の冷感があります。精神的には、元気がなく気力が低下し、日常生活に活力を感じにくくなります。
改善策としては、体を温めることが重要です。温かい服装や飲食物を選ぶことが基本となります。針灸や漢方薬を用いて脾と腎の陽気を補う方法も有効です。さらに、生活習慣の見直しやストレス管理、適度な運動を行うことで、心と体のバランスを整え、健康状態を維持することが可能です。