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20231204 あったまることは良いことだと思います。

おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするために全力を尽くします。どうぞよろしくお願いいたします。

今日は比較的暖かい、良い天気でした。とは言えもう季節は秋ではなく冬です。暖かいものを食べたくなります。最近はジャガイモとミルクのスープがお気に入りです。レンチンしたジャガイモを皮剥きして小さく切ってミルクと鶏がらスープの素を投入。あとは冷蔵庫にある野菜を適当に入れます。最後にバターと塩で味を整えて完成。温まります。入れる野菜は白菜が一番好きです。村上春樹のように美味しそうに描写できたら良いのだけれど。

おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。

今日のコラム 痛みについて

難治性疼痛とは、適切な治療を行っても改善が見られない慢性疼痛の一種であり、日常生活に深刻な影響を及ぼします。この痛みは、様々な原因により生じ、主に二次性疼痛と一次性疼痛に分類されます。二次性疼痛は、変形性関節症や糖尿病性神経障害などの明確な器質的要因を持つものです。一方、一次性疼痛は、線維筋痛症や慢性広範疼痛症候群など、原因が不明な場合が多いです。

慢性疼痛の病態生理には、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、痛覚変調性疼痛の3つのメカニズムが関与しています。特に、慢性一次性疼痛では中枢神経系の可塑的変化が痛みの慢性化に寄与するとされ、痛覚変調性疼痛の概念が注目されています。

難治性疼痛の効果的な治療には、以下の多角的アプローチが不可欠です。薬物療法では、痛みの種類や原因に応じて適切な薬剤を選択します。非オピオイド鎮痛薬やオピオイド、抗うつ薬、抗てんかん薬などが用いられます。心理療法では、認知行動療法(CBT)が特に有効とされ、患者の心理的側面にアプローチします。リハビリテーションでは、理学療法を通じて身体機能の維持・向上を図り、運動療法やストレッチが効果的です。代替療法では、鍼灸治療やマインドフルネス瞑想など、補完的な治療法が有効とされています。

難治性疼痛は、身体的要因だけでなく、心理社会的要因とも深く関連しています。そのため、患者の生活背景や心理状態を考慮した包括的な治療が重要です。難治性疼痛は複雑な病態であり、単一の治療法では効果が限定的です。医療チームによる多角的なアプローチが求められ、将来的には病態メカニズムの解明とそれに基づいた新規治療法の開発が期待されています。

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