20240424 疲労×おからだ治療院
治療をしていて、患者さんは二種類に分かれると思います。沢山お話をする人としない人です。ただ、どちらにも共通して言えることがあります。それは疲れているということです。鍼灸を受ける人はみんな疲れています。私は治療の目的は疲労を減らすことだと考えています。走って疲れた、立ちっぱなしで疲れた的なのも勿論無視できないけれど、大事なのは精神的な疲れだと思います。精神的な疲れを感じるときは、その人が自分自身に戻っているときだと聞いたことがあります。どんな仕事(行為)だとしても、仕事中はその仕事と同化しています(夢中になっていると言いかえてもいいかと)。疲れは仕事から離れるためのもので、仕事に再び戻るために休んでいる。私はその再定義がシックリきました。話す人も話さない人も、それがその人に戻る過程なのだと考えています。その人がその人の仕事に戻るお手伝いをするのが私の仕事だと考えています。それが病院時代の私には出来なかった私のスタイルだと自負しています。