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20240603 振り返る

突然ですが、コロナ禍をそろそろ振り返るべきなのではと思っています。色んな人が色んなことを言っていた数年間だったと思います。間違ったことを言ったこともあっただろし、心無いことを言ったこともあったと思います。自分自身の人生も、大きく影響を受けたと思います。そんな中、コロナ禍を振り返る際に必要なのは哲学と統計学だと私は思っています。今、頭に浮かんだのは、「これからの「正義」の話をしよう」に出てくる話です。その話は、

ブレーキが利かない暴走列車があって、線路の向こうに人がいて、このままだと10人死んでしまう。あなたは線路の分岐点にいて方向を変えることができる。もしも方向を変えたら、その場合死ぬのは1人だけ。分岐点の方向を変えるべきかどうか?

のがそんな話です。もしも方向を変えたら死なないですむ人が1人死んでしまう。そのままだと10人死ぬ。「10人の内の誰か1人が死ぬ」だったら判断は困らないけれど、そうじゃない(本来は無関係だった人が死んでしまう)のがこの問題のポイントだと思います。今、天秤は10人と1人だけれど、もしも、100人と1人だったら、100人と1人だったら、10億人と9億人だったら。答えが違うのか同じなのか。10対1か100対1か何億対1かを考えるのが統計で、その1人が自分だったらを考える哲学だと思います。だから、これからは統計学と哲学の両方の知識が必要だと思います。結論から言って答えが出ることはないと思います。(10対1の1を0にするのが医学だと思います)。もしかしたら答えを出すこと自体がダメなのかも知れない。ただ、自分たちは考え続けないといけない。そうじゃないと死んでいった人たちが浮かばれない色んな人が色んな事を言っていました。私は同じことを繰り返したくないです。

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