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変形性膝関節症

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変形性膝関節症とは

膝の骨の表面にある軟骨(硝子軟骨)がすり減って起こる病気です。膝関節には半月板と呼ばれる繊維軟骨と、骨の表面にある硝子軟骨の二つがあります。硝子軟骨は一度すり減ると元に戻らないと言われています。
膝の硝子軟骨がすり減ることで、関節内でかみあわせが悪くなり痛みが出てきます。安静にすることで落ち着きますが、症状が進行すると安静にしていても痛みが取れなくなることがあります。更に進行すると、関節に水がたまったりすることもあります。症状が進むと次第に関節の形が変形していきます。膝関節が本来の機能を発揮しないことで筋力が落ちて、歩くなどの日常生活に影響が出てきます。場合によっては、杖などの歩行補助具を使用することもあります。
関節の間が狭くなったり骨棘と呼ばれる骨が見られるので、関節の変形画像検査で確認できます。変形性膝関節症は女性に多いと言われています。

治療方法について

治療はまず保存療法から始まります。痛み止めの内服薬や湿布などの外用薬、筋力訓練などのリハビリテーション、足底板やサポーターなどの補助具で対応することもあります。保存療法で対応できない場合は手術で対応します。

変形性膝関節症は、病気の状態と痛みの感じ方が一致しない場合があります。例えば、画像上明らかに病状が進んでいるのに痛みがなかったり、画像上はハッキリと所見があるのに痛みがあまりなかったり、その逆の方もいます。

最初の内は無症状の方が多く早期発見は難しいと言われています。朝起きた時に症状がでやすいと言われています。長い間、動かなかった後の歩き始めの際に調子が悪い場合は注意が必要です。左右のお膝を比べるのも有効です。どちらか片方だけ腫れている場合は関節に水が溜まっている場合もあると思った方がいいでしょう。

予防のために

変形性膝関節症を予防するために膝関節への負担を避けることが大事です。場合によってはダイエットをして膝関節への負担を減らす方がいいでしょう。その他、重い物をもって長い距離を歩いたり中腰で作業を続けると膝関節に負担がかかります。運動は無理のない範囲で行い、急に激しいスポーツをすることのないようにしたほうがいいでしょう。水中の運動は膝関節に負担が少ないと言われています。
適度な運動で膝関節の周りの筋肉をつけることが予防に有効です。
骨粗しょう症で変形性膝関節症が悪化すると言われています。適度な運動と適度な日光とバランスの良い食生活に心がけることが予防に大事です。

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