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帯状疱疹

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帯状疱疹とは

帯状疱疹は、一度は克服したかに見える水痘・帯状疱疹ウイルスが体内で潜伏し続け、ある日突然再活性化してしまう病気です。人が初めてこのウイルスに感染すると、通常は水ぼうそうとして現れ、発熱や全身の発疹などの症状を引き起こします。水ぼうそうが治癒しても、ウイルスは神経細胞に潜んで無害な状態で存在し続けます。しかし、加齢による免疫力の低下や、過度のストレス、体調不良などが引き金となり、ウイルスが再び活動を開始することがあります。この時、ウイルスは神経を伝わって皮膚表面に達し、特徴的な痛みを伴う赤い発疹を生じさせるのです。この病態が帯状疱疹と呼ばれ、多くの場合は一生に一度のみの発症ですが、免疫力が低下している場合には何度も繰り返すことがあります。

症状について

帯状疱疹の症状は、身体の片側限定で現れることが一般的で、特に痛みと赤い発疹が特徴的です。この発疹は時に水ぶくれとなり、中央がくぼむ形状をしており、触れるだけで激しい痛みを伴います。特に顔に発症した場合、視力や聴力に影響を及ぼす重大な合併症を引き起こすリスクがあり、注意が必要です。また、腰や下腹部に発症すると、神経の圧迫により便秘や排尿困難といった追加の症状が現れることがあります。

治療について

治療には、ウイルスの活動を抑えることを目的とした抗ウイルス薬が用いられます。発症後早期に治療を開始することで、症状の重篤化を防ぎ、合併症のリスクを低減することが可能です。しかし、発疹が完全に治癒した後も、痛みが長期間に渡って残ることがあり、この状態を「帯状疱疹後神経痛」と称します。この後遺症は非常に厄介で、長期にわたる内服薬の投与や、痛みを専門とするクリニックでの専門的な治療が必要となる場合があります。

早期発見について

神経に沿った片側の身体の不快感やちくちくする痛みが起きてから数日~10日で、その場所が赤くなったり水ぶくれができたら、それは帯状疱疹かもしれません。治療を遅らせると、とても痛い状態が長く続くことがあるので、早く皮膚科に行くことをお勧めします。

まとめ

帯状疱疹は、過去に水ぼうそうになったことがある人なら、だれでもかかる可能性があります。この病気は、体の抵抗力が落ちたときに、水ぼうそうの原因ウイルスが再び活動し始めて起こります。ですから、ストレスや過労など、抵抗力を下げる原因を避けることが大切です。毎日を規則正しく過ごし、バランスの良い食事をし、心を落ち着かせることが、帯状疱疹を予防するコツです。ストレスは免疫機能を低下させる要因の一つです。鍼灸はリラクゼーションを促し、ストレスを減少させる効果があるため、間接的に帯状疱疹の予防や症状の改善に寄与することが期待できます。おからだ治療院では心と身体のバランスを整え、あなたの健康をサポートしますのでお気軽に連絡ください。

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