20231117 季節の変わり目に思ったこと。
日に日に寒くなります。以前は季節の変わり目に必ず風邪をひいていたのですが、鍼灸師になってからガラっと変わりました。健康に対するアプローチが変わったからかと思います。季節の変わり目は体を温めることで対応します。使い捨てカイロを貼る場所は以前は西洋医学的な観点から選んでいましたが、今は東洋医学的な観点から選びます。自分にはそれが良かったみたいです。風邪をひいた時は病院にかかる方がいいでしょうが、風邪をひきやすいといった相談は東洋医学の方が得意だと思います。
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アプローチや得意分野が違うので良かったら是非お試しください。とかく鍼灸師は西洋医学に対してアンチテーゼを唱えることで安易にアイデンティティを確立しようとする人が多いと思いますが、私は反対です。
今日の東洋医学 (肝)
東洋医学における「肝」は、単なる臓器の機能にとどまらず、全身の気や血の巡り、さらには感情や精神のバランスを調整する重要な役割を担っています。特に「疏泄(そせつ)」という働きにより、気や血の流れを整え、ストレスや感情の影響を強く受けやすいとされます。肝の気が滞ると、イライラや抑うつ感といった精神的不調が現れ、身体的にも胸の圧迫感、消化不良、月経不順などが起こります。また、肝は血を貯蔵し、全身に供給することで筋肉や目の健康を支えるため、肝の血が不足すると、筋肉のけいれんや視力の低下が見られることがあります。肝は季節や環境の変化にも影響を受けやすく、特に春には肝のエネルギーが活発になるため、アレルギーや精神的な不安定さが強くなることがあります。肝の健康を保つためには、ストレス管理や適度な運動、バランスの取れた食事が重要です。