
日に日に寒くなります。以前は季節の変わり目に必ず風邪をひいていたのですが、鍼灸師になってからガラっと変わりました。健康に対するアプローチが変わったからかと思います。季節の変わり目は体を温めることで対応します。使い捨てカイロを貼る場所は以前は西洋医学的な観点から選んでいましたが、今は東洋医学的な観点から選びます。自分にはそれが良かったみたいです。風邪をひいた時は病院にかかる方がいいでしょうが、風邪をひきやすいといった相談は東洋医学の方が得意だと思います。
アプローチや得意分野が違うので良かったら是非お試しください。とかく鍼灸師は西洋医学に対してアンチテーゼを唱えることで安易にアイデンティティを確立しようとする人が多いと思いますが、私は反対です。それぞれに良いところがあると思っています。風邪をひきやすい人はどうしたらいいですか?といった内容の相談は東洋医学の方がいいと考えています。
今日のコラム
表寒症は、風邪や寒さが体に入ることで起こる病気です。特に、背中の毛穴から寒さが入ることが多く、風寒表証とも呼ばれます。主な症状は、強い悪寒、頭が痛い、汗が出ない、鼻が詰まる、関節が痛いなどです。悪寒は特に強く感じられ、体が冷たいのがわかります。汗が出ないのは、体が寒さに対抗しようとする自然な反応です。
診断は、脈の状態や舌の様子を見て行います。悪寒や頭痛、汗が出ない症状が診断の手がかりになります。治療には、麻黄や桂枝といった生薬を使い、汗をかくことが大切です。麻黄湯や葛根湯など、体を温める薬が使われます。
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東洋医学における表寒症について|おからだ治療院
ごあいさつ | おからだ治療院 自己紹介 シバクサ・ケイ 1973年生まれ 札幌出身 診療放射線技師 第一種放射線取扱主任者 はり師・きゅう師 初めまして okarada.online …