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20231207 ドキュメント72時間-2

おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするために全力を尽くします。どうぞよろしくお願いいたします。

ドキュメント72時間にまた浸ってしまいました。今回の舞台は東京四谷のたい焼き屋さんでした。毎回、普通の人がボソっと言う言葉が刺さります。
今日の刺さった言葉はずいぶんと前に娘を無くした中年のお母さんの言葉です。その後子どもが出来てその子供が現在、受験生。今でも亡くなった娘のことを考えるそうです。その人が曰く「悲しむことは大事なことだと素直に思えるようになった」「悲しむことで人生が豊かになった」と仰ってました。世の中には消えない傷ってのがあって、消えないままで受け入れるという選択肢を知りました。あの時あんなことがあったから今こうなんだといつまでも言っていられない。人にはそう言えるけど、自分のことだと出来ないなーと反省しました。簡単じゃないと思います。沢山泣いたんだろうと思いました。

おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。

今日のコラム 痛みについて

痛覚変調性疼痛は、組織や神経の損傷がないにもかかわらず発生する慢性的な痛みで、従来の「器質性疼痛」や「心因性疼痛」では説明できません。この痛みの原因には、中枢性感作という神経機構が関与しており、持続的な侵害入力が脊髄や脳の神経回路を過剰に感作し、痛みへの感受性を高めることが特徴です。

中枢性感作には、グルタミン酸やサブスタンスPの過剰放出、オピオイドやGABAの機能低下が影響しています。さらに、慢性ストレスや睡眠障害などの外的要因も関与します。症状は多様で、中枢性感作が強いと広範囲の深い痛みや機能障害が現れ、社会的要因が強いと局所的な痛みが生じます。

治療には、薬物療法、理学療法、心理療法を組み合わせた統合的な戦略が重要です。中枢性感作には鎮痛薬や理学療法が有効ですが、精神的要因が強い場合は認知行動療法も必要です。痛覚変調性疼痛は身体的要因と心理社会的要因が複雑に絡み合っており、患者の特性を評価し、包括的なケアを提供することが求められます。

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