
おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
同じことを繰り返していては成長出来ないと良く言われますが、成長することが義務のようになるのは息苦しくて嫌いです。ほっといても成長するとは思います。少なくとも変化はするはずです。年月を経ることで原型をとどめておくことは出来ないわけで、どうせなら良い方向で変わりたいと思うのは普通の事だと思います。今まで全くやらなかったことや出来なかったことにチャレンジすることで成長していく。それは楽しいことです。今までどっぷり西洋医学で働いて、今はどっぷり東洋医学。行く先は自分でもよく分かっていません。
色々調べた中で西洋医学は「還元主義」で東洋医学は「全体論」だと私は思っています。還元主義とは人の体はパーツの集まりでしょという考え方で、一方の全体論とはそれ以上のモノだという考え方だと私は理解しています。還元主義は見たままですが、全体論は「それ以上のモノって何?」となって、どうしてもオカルト的な思想と親和性が高いのも事実です。ただ、還元主義と全体論とは哲学用語であり、医学だけに限らずこの二つの対立は科学全体のことだと思います。どうも全体論というのが証明が難しいものらしい。だから、現時点で言えることは、どちらが正しいかではなくアプローチの違いだと思っていた方がいいと思っています。それぞれに強みと限界があり、適切な方法を選ぶことが大切だと考えます。還元主義と全体論が互いを補い合う関係であるように西洋医学と東洋医学も補い合う関係だというのが私の現在地です。
東洋医学の強みは、慢性疾患やストレス関連の問題、予防医療に効果的な点です。鍼灸や漢方薬を通じて、患者の体質や状況に応じた包括的なケアを提供します。一方で、科学的根拠が十分でない部分もあり、特に急性疾患や緊急時の対応には限界があります。また、「気」や「経絡」などの概念は測定が難しいため、時にオカルト的だとの批判もあります。これらは必ずしも非科学的というわけではなく、現代科学ではまだ解明されていない領域を扱っているとも言えると思っています。

おからだ治療院は東洋医学と西洋医学の両方で出来ていると自負しております。色々と調べたことをまとめているこちらのサイトもぜひぜひ読んでみてください。
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日の経穴 太渓
太渓は内くるぶしとアキレス腱の間に位置する重要な経穴で、腎経の原穴とされています。腎は東洋医学で「生命の源」とされ、成長や老化に深く関与しています。太渓を刺激することで、腎機能を高め、生命力を向上させる効果が期待されます。
主な効果には、加齢に伴う疲労感や足腰の衰え、難聴、耳鳴り、もの忘れの改善があります。また、冷え性の改善や全身の血行促進にも寄与し、むくみの軽減にもつながります。泌尿器系の健康もサポートし、排尿機能の調整や頻尿、残尿感の改善が期待されます。女性にとっては、生理不順や生理痛、更年期障害の緩和にも効果があります。老化対策としては、骨粗鬆症や腰痛、抜け毛の改善が挙げられます。
太渓は腎と密接に関係しており、エネルギーの流れを意識することが重要です。押し方は、内くるぶしとアキレス腱の間の陥凹部に人差し指を当て、アキレス腱を優しくつまむように押します。注意点として、血管が近いため、押しすぎないようにし、妊娠中や特定の健康状態にある方は専門家に相談することが推奨されます。施術中に痛みを感じた場合は、直ちに中止することが必要です。
