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棘下筋

③ 棘下筋

  • 起始: 肩甲骨の突起の下
  • 停止: 上腕骨の外側
  • 作用: 肩関節の外旋、水平伸展、伸展
  • 神経支配: 肩甲上神経(C5〜C6)

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棘下筋は肩甲骨の下側から脇にかけて伸びる筋肉で、肩周りの筋肉の中でも表層にある筋肉です。この筋肉は、肩関節の安定性を保つ役割を果たしています。具体的には、腕を外に向かって捻る(外旋)、背中側に動かす(水平伸展)、肩関節から腕を背中側に動かす(伸展)といった動作に関与します。

棘下筋は、肩関節の安定性を高めるために重要な役割を果たしています。この筋肉が損傷すると、肩関節に加わる様々な衝撃に対して守る働きを果たせなくなり、肩関節が正しい位置に保てなくなってしまいます。その結果、骨同士がぶつかり痛みが出てしまう状態が発生します。これを一般的にインピンジメント・シンドロームと呼びます。

棘下筋を鍛えることで、肩関節の安定性を維持し、肩こりの軽減や肩の痛みとは無縁の生活を送ることが可能になります。また、棘下筋を鍛えることは、スポーツを行う際にも重要で、特に肩を酷使する野球選手などはこの筋肉をしっかりと鍛えることが非常に重要です。

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