20240328 寒暖差
おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
先日の道新で寒暖差アレルギーの話が載っていました。(2023.03.27)聞いたことある人も多いかと思います。それによると寒暖差アレルギーというのは正式名ではなく「血管運動性鼻炎」といい、そもそもアレルギーではないそうです。確かに免疫と関係ないですよね。
調べてみると主な症状はくしゃみ、鼻づまり、鼻水など。原因はハッキリとしていないそうです。鼻過敏症の一種で要するにアレルギーのすぐ隣に分類される病気と理解しています。自律神経を整えることやストレスを減らすことなどが対応策なのだそうです。春先は、花粉やホコリも飛ぶので鼻過敏症が強くでることは間違いありません。
体調管理に気を付けましょう。知りませんでした。
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日の東洋医学 肝気鬱結と肝うつ気滞 (上級者編)
肝気鬱結と肝うつ気滞は、東洋医学において肝の機能に関連する概念ですが、それぞれ異なる側面を持っています。以下に、その違いを詳しく説明します。
肝気鬱結
- 定義: 肝の気が滞っている状態を指し、主にストレスや感情の抑圧が原因で起こります。
- 症状: 頭痛、めまい、消化不良、胸部の圧迫感、情緒不安定などが見られます。気の流れが滞ることで、身体的な不調が強調されます。
- メカニズム: 肝の気がスムーズに流れず、血液や気の循環が悪化することによって引き起こされます。特に、ストレスが長期間続くことで肝の機能が低下します。
肝うつ気滞
- 定義: 肝の気が鬱結した状態で、感情的な要因が強調される概念です。
- 症状: 情緒的な不安、抑うつ感、イライラ、怒りなどの心理的な症状が目立ちます。身体的な症状も伴うことがありますが、主に感情的な側面が強調されます。
- メカニズム: 感情のストレスや抑圧が直接的に肝の機能を影響し、気の滞りを引き起こします。特に、感情のコントロールが不十分な場合に見られます。
違いのまとめ
- 焦点: 肝気鬱結は気の流れの滞りに焦点を当て、身体的症状が中心です。一方、肝うつ気滞は感情的な影響を強調し、心理的な症状が目立ちます。
- 原因: 両者ともストレスや感情の抑圧が原因ですが、肝気鬱結は身体的な不調が主な表れで、肝うつ気滞は感情的な不安が主に現れる点が異なります。