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20240412 東洋西洋

本日は「インターロイキン」についてです。インターロイキンは、我々の身体が健康を保持するための極めて重要な役割を果たしております。

インターロイキンは、免疫系の一部を構成するタンパク質の一種です。これらの分子は、身体内の他の細胞に対してシグナルを送信し、感染症や炎症に対する反応を調節します。従って、インターロイキンは我々の身体が外部からの侵害に対抗するための「指揮官」の役割を果たしていると言えます。

しかしながら、ここで注目すべきは、この西洋医学の概念が、何千年も前から存在していた東洋医学と驚くほど一致しているという事実です。東洋医学では、「気」の概念が中心的な位置を占めております。「気」は生命力やエネルギーを象徴し、身体全体を流れ、全ての生理的な機能を調節します。

この「気」の流れが滞ると、身体のバランスが崩れ、疾病が発生するとされています。これは、インターロイキンが不適切に機能すると、免疫反応が乱れ、疾病が引き起こされるという西洋医学の理論と類似しているように思われます。

東洋医学の治療法、特に鍼灸は、「気」の流れを改善し、身体のバランスを回復することを目指しております。これは、西洋医学がインターロイキンのバランスを調整することで免疫反応を正常化しようとするアプローチと同じ目標を追求しています。

このように、東洋と西洋の医学は、異なる言葉を用いて同じ現象を説明しているかのようです。それぞれの視点から学ぶことで、我々は自己の健康に深い理解を得ることができると思っています。

東洋医学と西洋医学が補完し合うことが見直されたいと思っています。

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