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おからだ治療院

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20240413 インターロイキンと気血

おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。

インターロイキンは免疫系の機能に重要な役割を果たす分子で、現在30種類以上が特定されています。働きや役割が多岐にわたるため、鍼灸師はあまり追いかけないけれど、東洋医学で言うところの気とはこういうことを言うような見ています。オタクな説明がしばらく続きますが、お付き合いください。本当に面白いので。

おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。

今日のコラム

TSLPは、体の上皮細胞から作られる物質で、免疫の働きを調整します。特に、アレルギーや喘息の炎症に関係しています。

TSLPがないマウスでは、アレルギーに関わる好酸球という細胞が減り、気道の炎症が少なくなります。一方、TSLPをたくさん作るマウスでは好酸球が増え、喘息の症状が出ます。これは、TSLPが喘息の原因の一つであることを示しています。

TSLPはILC2や樹状細胞に働きかけ、IL-5やIL-13を作らせ、これが好酸球を活性化して喘息を悪化させます。

最近、TSLPを抑える治療法として抗TSLP抗体が登場しました。これは、TSLPの働きを抑え、喘息の症状を軽くすることを目指していますが、マウスの研究結果が人間にそのまま当てはまるわけではありません。

まとめると、TSLPは免疫に影響を与え、アレルギーや喘息に関係しています。今後の研究で、TSLPの役割を詳しく調べ、安全な治療法の開発が期待されています。

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