おはようございます。おからだ治療院のシバクサです。本日も皆様の健康をサポートするためにがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
今日、道新を読んでいたら四国遍路八十八ヶ所の記事がありました。今はもうないけれど、10年くらい前に遠くまでどこまでも歩いて行きたいと思う時期があって、そのころはその手の番組等のコンテンツに夢中でした(あれはなんだったのだろー)。お遍路は毎日必ず誰かが歩き始めるのだそうです。ゴールは決まっているので本当に歩くことが目的なのだが、冷静になって考えると何故歩くのか不思議です。道新の記事によるとお遍路には不文律があるそうです。「なんで歩くのか、どこから来たのか、聞いてはいけない」そうです。「え、なんで?普通は聞くだろ」私は自分自身を言語化することが解決策だと思っているし、そうじゃないと前に進まないと思っています。その考えは変わらないけれど、それと同時に言葉にしないで向き合うこと、受け入れることも全然あるんだなと思いました。久しぶりに歩きたくなりました。やっぱり新聞は面白い。
おからだ治療院では、鍼灸のこと、健康のことなど質問を受け付けています。今日も良い一日お過ごしください。
今日の東洋医学 肝気鬱結と肝陽上亢と頭痛
肝気鬱結と肝陽上亢に伴う頭痛の治療において、経穴(ツボ)の刺激は非常に効果的です。経穴は東洋医学で用いられる、気の流れを調整するためのポイントです。
まず、肝気鬱結による頭痛には「太衝(たいしょう)」という経穴がよく使われます。この経穴は足の甲、親指と人差し指の間に位置しており、肝の気を巡らせる作用があります。太衝を刺激することで、ストレスや緊張を和らげ、感情のバランスを整えることが期待できます。
次に、肝陽上亢による頭痛には「百会(ひゃくえ)」が効果的です。この経穴は頭頂部に位置しており、全身の気を集めるポイントとされています。百会を刺激することで、上昇した陽気を鎮め、頭の熱感を和らげる効果があります。また、頭痛を軽減するだけでなく、精神的なリフレッシュにも寄与します。
さらに、「風池(ふうち)」という経穴も重要です。これは後頭部のくぼみのあたりに位置し、頭痛や目の疲れを和らげる効果があります。風邪や外部からの影響を受けやすいポイントであり、気の流れを整えるために非常に有効です。
これらの経穴は、鍼灸治療の際に使用されることが多く、手や指での圧迫やマッサージでも効果があります。肝気鬱結の場合は、感情の緊張を解放することが、肝陽上亢の場合は、過剰な陽気を抑えることが目指されます。
このように、肝気鬱結と肝陽上亢に伴う頭痛は、それぞれ異なる経穴を利用することで、効果的に緩和することができます。