足三里
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目次
はじめに
- 足三里(あしさんり)は、膝の外側、お皿の下から指4本分下がった、一番くぼんでいる場所にあります。
- このツボは、胃腸の調子を整える効果があり、腹痛、下痢、嘔吐などの胃腸の不調に効くとされています。
- 足三里は、足の疲れやむくみ、冷えを緩和する効果もあります。
- 免疫力の向上にも寄与し、体の抵抗力を高めるとされています。
- 足三里への刺激は、消化器系の働きを活性化させ、食欲増進や消化促進に役立ちます。
足三里の歴史
- 松尾芭蕉の『奥の細道』に足三里が登場し、旅の前にお灸を据えたことが記されています。
- 「三里に灸の痕なき者と旅をすることなかれ」とも言われ、旅の養生として一般的に用いられていました。
- 足三里は古くから長寿のツボとしても知られています。
- 近年では、ウガンダで結核予防のために足三里に灸をすえる活動が行われています。
足三里の具体的な効果
- 胃腸の調子を整える効果があり、消化器系の働きを活性化させます。
- 免疫力を高め、体の抵抗力を向上させる効果があります。
- 足の疲れやむくみ、冷えを緩和する効果があります。
- 腹痛、下痢、嘔吐などの胃腸の不調に効くとされています。
- 長寿のツボとしても知られ、健康維持に役立ちます。
足三里の刺激方法
- 指で押すだけでも効果があり、気持ち良く感じることができます。
- お灸を据える方法もあり、ドラッグストアで販売されている簡易的なお灸が使いやすいです。
- 直接灸という方法では、米粒か米粒の半分くらいの大きさの艾(もぐさ)に火をつけます。
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足三里の位置の特定方法
- 膝の外側、お皿の下から指4本分下がった、一番くぼんでいる場所にあります。
- 膝のお皿の上に親指を当て、お皿をつつみこむように握った際に中指の先が当たるところです。
- 脛(すね)の骨のすぐ脇に位置しています。
- 膝のくぼみから人差し指から小指の4本分下の部分にあります。
- 向こうずねの外側に取ります。
まとめ
足三里(あしさんり)は、東洋医学で非常に有名なツボで、膝の下に位置しています。このツボは、消化器系の不調を改善し、胃腸の働きを活性化させる効果があるとされています。足三里を刺激することで、全身のエネルギーを整え、免疫力を高めることが期待できます。また、疲労回復や体力増強にも効果的で、古くから長寿のツボとして親しまれてきました。さらに、足三里は神経を鎮め、ストレスを軽減する働きもあり、心身のバランスを整えるのに役立ちます。日常生活の中で疲れやストレスを感じる方は、このツボを活用することで健康を維持し、活力を取り戻すことができるでしょう。