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B型肝炎と診断されたら。
- B型肝炎はウイルスを完全に排除することが難しいため、薬によりウイルスの増殖を抑えます。
- 主な治療法は「核酸アナログ」と「インターフェロン」です。
- 「核酸アナログ」はウイルスが肝臓の細胞の中で増えるのを抑える薬です。「インターフェロン」はウイルスに直接作用するとともに免疫を高めることでウイルスを減少させる薬です。この二つは服用期間に大きく差があります。
- 「核酸アナログ」は長期にわたって服用する必要があるため、薬がウイルスに効かなくなる可能性が報告されています。また腎機能の低下や骨密度の低下などの副作用も報告されています。
- インターフェロンは週に一回、通院での注射を48週間続けます、効果が認められれば薬をやめることもできます。ただし強い副作用(発熱や頭痛、筋肉痛、脱毛、めまい、不眠など)を伴うことが多く専門医と相談が必要です、
- 治療については、強い副作用を避けたい場合や週一回の通院が難しい場合以外はインターフェロンによる治療を選びます。治療を終わらせられなかった場合でも、そこから核酸アナログに切り替えることができます。
- B型肝炎においては、肝炎の慢性化に続く肝硬変や肝臓がんへの進展させないように治療の開始が遅れないようにすることが重要です。
- B型肝炎ウイルスの感染がわかったら、定期的に病院受診するようにしましょう。