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関節リウマチの手術 

関節リウマチの手術の目的は関節の痛みや腫れをやわらげることや機能を回復させることです。抗リウマチ薬の進歩で手術件数は減ってきていますが、小さな関節の症状は抑えることが困難で手術の頻度は比較的に高いです。 

目次

人工関節置換術について

  • 関節リウマチの手術で最も多く行われているのが人工関節置換術です。変形した関節を人工の関節に置き換えます。
  • 以前は人工関節の耐用年数が以前は10年ほどとされていたので、出来るだけ再交換しないように高齢になってから行っていました。
  • 現在は人工関節の素材が進歩したこと、抗リウマチ薬の進歩で人工関節を固定する骨が強化されたこと、GPS技術を使って精度が高い手術が可能になったことで耐用年数が延び、最近は30代でも手術を行うことがあります。

関節固定術について

関節を固定しても生活に支障を来さない足首などは関節の骨同士をつないで固定する関節固定術を行うことがあります。骨をしっかりと固定させることで関節が安定して痛みもなくなります。足関節の場合は固定しても他の関節で動きを補うので歩行に大きく影響はでないです。

関節形成術について

手首や肘などに変形が起きた場合は物を持ったりする日常生活に支障を来します。その場合、骨の一部を切除して動きをよくする関節形成術が行われます。骨の一部を切除して固定することで日常動作がスムーズに行えるようになります。

最後に

  • 手術で痛みが軽減されても関節リウマチそのものが治ったわけではありません。
  • 炎症によって骨がもろくなっていることが多く転倒すると骨折しやすくなっています。
  • 関節に負担がかかる運動は控えましょう。

https://find47.jp/ja/i/IJzJi

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